2015年6月20日土曜日

地方創生の新たなキーワード「日本版DMO」って知ってる?

 唐突ですが、皆さん、「日本版CCRC」は何の略語か、覚えましたか?

<15年9月20日(日)追記>
当エントリー下部に、他のDMO事例も掲載しております。


CCRC(Continuing Care Retirement Community)
高齢者が移り住み、健康時から介護・医療が必要となる時期まで継続的なケアや生活支援サービス等を受けながら生涯学習や社会活動等に参加するような共同体。

参考ページ:(地方創生)「日本版CCRC」に関する調査報告
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/05/ccrc.html
 

 

 自分は、最近ようやく諳んじられるようになったのですが、次の刺客がやってきました。
ご紹介します、「日本版DMO」さんです。
 
日本版DMOとは:
Destination Management/Marketing Organization の略。
様々な地域資源を組み合わせた観光地の一体的なブランドづくり、ウェブ・SNS等を活用した情報発信・プロモーション、効果的なマーケティング、戦略策定等について、地域が主体となって行う観光地域づくりの推進主体。
 

 2015年6月12日(金)に行われた「まち・ひと・しごと創生会議(第6回)議事次第」が「まち・ひと・しごと創生本部」のホームページで公開されています。

 
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/souseikaigi/dai6/gijisidai.html

 この中でCCRC含め様々な施策について掲載されていまして、特に「アツい」のが「日本版DMO」です。

 ようは、地域の観光を盛り上げるために、地元商工会議所や自治体・企業も巻き込んで共同体組織を作り、ガンガン事業推進していきましょう ということでしょうか。

 より具体的な内容については、2014年2月に日本政策投資銀行が公開した下記資料をご覧頂くのが宜しいかと思います。

日本型DMOの形成による観光地域づくりに向けて
http://www.dbj.jp/pdf/investigate/etc/pdf/book1402_02.pdf

 この中で道内の具体的事例として掲載されていたのが「株式会社ニセコリゾート観光協会」。
不勉強でお恥ずかしいのですが、「ニセコリゾート観光協会」が株式会社化されていたの、今まで知りませんでしたorz..(出資比率:ニセコ町50%、町民50%)。

 最近、「地方創生」の追い風を受けて各自治体で様々なプロポーザル案件が公開されています。税金が絡んでいるので仕方がない点もありますが、自治体と民間企業(プロポに応じる広告会社やシンクタンク、事業会社等)が「他人モード」な関係のままだとどうしても詰め切れない部分が出てしまうのはちょっと残念なところ。

 DMOのような組織体を形成すれば、地元商工会議所等も巻き込みやすくなりますし、「アウトプットからアウトカム(成果)」といった部分もより真剣に目指せるようになるのでは?と思うところです。

<DMO参考ページ>
 「地方創生先行型」の不採択事業の指摘が結構スゴイ・・・
http://sapporomkt.blogspot.jp/2016/01/blog-post.html

「日本版DMO」設立が地方自治体でプチブレイク?~地方創生先行型の交付対象事業
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/11/dmo.html

世界のDMO~「アルベルゴ・ディフーゾ」って知ってる?
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/09/dmo_12.html

イタリア発のDMO~「チッタスロー」運動ってご存知?

http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/09/dmo_13.html

日本版DMO~「美しい村連合」について調べてみた。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/09/dmo.html

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