2015年5月30日土曜日

(地方創生)「そうだ、地方で暮らそう!」国民会議〜「地方移住の推進」

2015年5月27日(水)、「そうだ、地方で暮らそう!」国民会議の第1回目が開催されたようです。

 

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/iju_kokuminkaigi/gijisidai.html

名称のアレコレについては、一旦、考えないようにしましょう(笑)
「地方創生」において重要なテーマの一つである「地方への移住」を推進する会議体のようですね。
配布資料で気になった点を要約してみました。
・・・とは言っても、「政策パッケージ」としての文書なので、何回かに分けて要約ということで^^; 今回は「地方移住の推進」についてです。
 

1.地方移住の推進

<国が設定した2020年までのKPI>
■都市と農山漁村の交流人口1,300万人(2013年度925万人)
■年間移住あっせん件数:11,000件
■「お試し居住」に取り組む市町村の数を倍増(2014年23%の市町村で実施)



<政策の概要>
・「地方移住」についてのワンストップ相談施策の展開
・都市と農山漁村交流の推進
・「お試し居住」を含む「二地域居住」の推進
・「日本版CCRC※1」の推進
※1:都会の高齢者が地方に移り住み、健康状態に応じた継続的なケア環境の下で、自立した社会生活を送ることができるような地域共同体

<主な施策>
・ 「全国移住ナビ」システムの構築:
 移住のみならず、求人情報も含めた地方移住に必要となる情報を一元的に提供するシステム。
 −2014年度中:関連情報の一元的な収集・提供体制を構築
 −2015年度:当該システムを本格稼働

・「全国移住促進センター(仮称)」の開設:
 地方への移住関連情報の提供・相談支援の一元的な窓口となり、全国各道府県に仲介する役割を果たす当センターを2015年度には本格稼働させる。
 また、地方公共団体が実施する移住希望者に対する移住関連情報の提供や相談支援について、2015年度より地方財政措置を創設する。

・2015年度に「地方居住推進国民会議」を設置し、地方居住推進運動を展開する。
・観光/教育/福祉/農業各分野における連携プロジェクト等の推進
・個人所有の空き家や公的賃貸住宅の活用
・LCCの参入促進
・中古住宅市場の流通促進等の市場環境整備
・地方公共団体が実施する移住体験/移住者に対する就職・住居支援等について2015年度より地方財政措置を創設する
・「ふるさとテレワーク」の促進

・「日本版CCRC」の検討:
−2015年度中に事業実施主体、サービス内容、居住者によるコミュニティの形成等について課題及び論点を整理
−2016年度以降、モデル事業を実施し、全国展開する

・「地域おこし協力隊」と「田舎で働き隊」の統合拡充:
 前者の名称に統一し、両者一体の運用を実施する。

 
 とりあえず、「地方移住の推進」は以上です。
先日も道内某自治体関係者の方とお話させて頂いたのですが、「移住推進のターゲット」を「道外」「札幌圏」にするかは結構悩まれているようですね。前者はポテンシャルは大きいものの、「本当にコンバージョンできるのか?」「結構コストがかかるのではないか?」といった疑念があるようです。

 このような背景も鑑みると、おそらく「札幌近郊自治体」の「札幌市民をターゲットとした移住促進合戦」は結構アツいフィールドになる予感がします。先日、日本経済新聞・毎日新聞で掲載して頂いた「地方創生 人口減少調査シリーズ」で「地方移住」についても取り上げる予定ですので、どうぞお楽しみにっ!!^^

<参考ページ>
(地方創生)「そうだ、地方で暮らそう!」国民会議~「地方採用・就労の拡大」等
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/06/blog-post.html

毎日新聞社にも弊社「地方創生~道内人口減少調査」が掲載されましたっ!
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/05/blog-post_26.html

2015年5月29日金曜日

博報堂がやってくれた!「ことば社会年表」を無料公開!

 「やってくれた!」って悪い意味じゃないっす。
むしろ、ありがとう!もうね、ジュテームな感じ。
この気持ち、「生活定点調査」の無料公開以来でございますよっ!博報堂さん、素敵!

生活総研ONLINE~生活定点調査
http://seikatsusoken.jp/teiten/


とりあえず、今回は「ことば社会年表」なので、「どんなことが出来るのか」を、簡単にご紹介させて頂きます。

「ことば社会年表」とは?:

 博報堂が同社の社会研究の一環として、日本における社会を映し出す「ことば」を一覧化して表示するシステムを無料公開したもの(15年5月25日(月))。
http://timeline.kotobaology.jp/

 広告会社やコンサルティング会社等で、特定ターゲットが彼らが生きてきた各年代においてどのような社会事象を経験したか分析することがあると思いますが、そんな時にすっごい便利だと思います。


 まずは、上記URLにアクセスしてください。
主要メニューは画面下部に掲載されています。

1.SEARCH
2.年表を見る
3.年表を比べる
4.年表に出会う


1.SEARCH

特に説明は要らないと思いますが、自分の好きな言葉(「北海道」、「札幌」とか)で自由に調べることが可能です。また、「業種」でも一括で該当する言葉を一覧表示出来ます。例えば「自動車」で検索すると、一瞬で(簡易的ではありますが)「自動車年表」を作ることが出来ます。昔手作業で作ったことを思うと、隔世の感がありますな・・・。



2. 年表を見る

こちらは、自分が興味のある事象に関する年表を出力出来ます。例として「新入社員は○○型」を出してみました。「2010年代」の「ETC型」ってはじめて聞きました(笑) なんだかわかりませんが、そんな風に社内で言われないようには気をつけます・・・。
 

 もうひとつ、ベストセラー書籍。1990年代、「ソフィーの世界」。あーっ、読んだ読んだ。覚えてないけど。



3.年表を比べる

2つの特定事象に関する年表を比較表示することが出来ます。
こちらは、「男性」「女性」でアウトプットしてみました。また、右上にある「世代定規」をクリックすると、「指定した年齢の人が、何歳のときにどんな言葉が生まれていたか」がわかります。
こちらでは、「28歳」で指定してみたのですが、 精神的に多感といわれる思春期が含まれる「13~22歳」あたりを見ると、女性は「腐女子」「汚ギャル」等、あまり可愛らしくない言葉があがっていますね。


 4.年表に出会う

最期に、何に使うかよくわからない部分もありますが、ランダムに表示された「ことば」と関係のあるも「ことば」を次々に辿る機能です。ブレストのアイディア出しとかに使えますかね?
実際は「ウネウネ」動いてまして、眺めるだけでも楽しいです。


 以上です。こんな面白くて便利なツールを無料公開する博報堂さん、素敵です!!
意外に「地方創生」でも「ターゲットとしている世代がどんな経験をしてきたか」といった点を検証するのにも使えるかもしれませんね。

2015年5月28日木曜日

朝日新聞で弊社「ネットリスク啓蒙講座」が紹介されました。

 本日の朝日新聞朝刊で、昨年弊社が札幌学院大学の学生向けに行った講義に関する記事が掲載されました。一時期、おさまったかなぁと思われた「リベンジポルノ」問題ですが、最近、また騒ぎが大きくなってきた感があります。




 今年も弊社プランナーの相沢直人とともに、札幌学院大学・北海学園大学・札幌藻岩高校で同講座を実施しておりますが、講座実施前後に受講生向けに行ったWEB調査の結果を見ると、「早い学齢のうちに啓蒙活動をすると、危機意識が高まりやすい」といった結果も出ています。

 本来であれば、全ての学校で当講座を実施したいところですが、弊社だけではリソース的に限りがあります。今年は某教育関連の部署さん(って書き方しか出来ません(笑))にも組織的に動けないか働きかけを行っていこうかと思っています。もちろん、同業他社さん含め協力出来そうでしたら大歓迎ですので、是非、お声がけください。

 今年は7月に某専門学校で実施するかもしれませんが、引き続き、弊社では学生さんへの啓蒙活動を頑張っていきます!


<参考ホームページ>

札幌藻岩高校で全校生徒向け「ネットリスク講座」を実施。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/blog-post_28.html

今年は2校同時開催!インサイトによる「ネットリスク講座」。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/2.html

札幌の高校生におけるSNSやGPS利用実態をリサーチしてみた。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/03/snsgps.html

子どもを「ネットリスク」から守るために国と民間が考えること。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/02/blog-post_27.html

札幌学院大学とSNS・IMなどでのネットトラブルから若者を守る特別講座を実施(2014.06.16)。
http://www.ppi.jp/news/?p=674

2015年5月27日水曜日

弊社の相沢がHCD-Netフォーラム2015で発表します!

 今週末5/30、31にHCD-Net(人間中心設計推進機構)の
最大イベント”HCD-Netフォーラム2015”が開かれますが、こちらで弊社マーケティングプランナーの相沢直人が登壇します。
(2日目の研究発表会にて。僕は行きませんw)


 

 こちらでは、弊社クライアントである「株式会社ニコー」様のご担当者とともに企画させて頂いた同社社員様に対する「カスタマージャーニーマップ(CJM)」に関する事例発表となっております。

 おそらく、札幌界隈の企業様でCJMをしっかりやられた事例はあまり多くは無いと思います(もしいらっしゃったら差しさわりの無い範囲で情報共有させてください!)。
 弊社マーケティング・コミュニケーション室では、本事例もベースにし、別のクライアント様でもCJMを予定しております。もし、当エントリーをご覧になっている道内企業様がいらっしゃいましたらご遠慮なくお声がけください。遠方でもネット会議システム等で事例ご紹介させていただきますっ!

<参考ページ>
弊社マーケティングプランナー:相沢直人のブログ
HCD-Netフォーラム2015で発表します!
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/05/hcd-net2015.html

2015年5月26日火曜日

毎日新聞社にも弊社「地方創生~道内人口減少調査」が掲載されましたっ!

 ちょっと遅くなってしまいましたが、15年5月24日(日)の毎日新聞さん朝刊に弊社が実施した「地方創生~道内人口減少調査」が掲載されました!


 早速、某自治体さんからもお問い合わせを頂きまして、いやー、ほんとありがい限りです。
ちなみに、最近は無料で使えるネット会議システム等もありますので、札幌から遠方の自治体さんでもご遠慮なくお声がけください。調査レポートの共有やその他情報提供も頑張りますっ!

<参照ページ>
日経新聞に「人口減少に関する意識調査」が掲載っ!
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/05/blog-post_8.html

 また、「人口減少調査第2弾」も現在企画中で、近日中に実施する予定です。

2015年5月25日月曜日

Sapporo Marketing Blogのアクセス状況さらすぜっ!(15年2~5月)

 「札幌のマーケティング情報と日頃の北海道スイーツ食べ歩きライフを紹介するのだっ!」

 <追記>
 色々面白い関数を「牛」さんが作っていたので、文末に追記しました。


・・・という、藻岩山よりも1フィート高い志ではじめた当ブログ。
高いか低いか、よくわかんないですね。
とりあえず、結構経ったので、軽くアクセス情報をさらしてみようかと思います。

 なお、当エントリー記載にあたっては、「RGoogleAnalyticsパッケージの神・・・という牛」さんのエントリーにあるソースコードをふんだんに(というかまるパク)使用させて頂きました。
R言語やってて、WEBアクセス解析に興味ある人は必見でございますよっ!

<参照ホームページ>
廿TT ←「牛」って読むみたい(笑)
譬如水怙牛過窓櫺 頭角四蹄都過了 因甚麼尾巴過不得
http://abrahamcow.hatenablog.com/



 こちら、他の統計エントリーも充実しているのですが、日本国内ではなかなか情報収集しづらいR言語でGoogle Analyticsに直接クエリーをぶっこむパッケージ「RGoogleAnalytics」の使用方法や応用例が実務ベースで使える内容で紹介されています。

 最近、弊社でもネット広告案件数が急拡大しているのですが、それに伴いGoogle Analyticsに触れる回数が増えています。ただ、あまりにも多くなっているのでこのままでは破綻するかもと焦っています。Rでソースコードさえ準備しておけば、あとはコピペで済むので除々に整備出来ればと企んでいまして。


 とりあえず、 流入から見てみますか。画像小さいのでクリックしてご覧くださいね。
一番上から「Direct」「Organic Search」「Referral」「Social」です。
「Referral」以外は上昇傾向にありますが、特に「Direct」jはずっと調子いいですね。


 続いては、ソーシャルと自然検索別のセッション数を「曜日×時間帯」のヒートマップで眺めてみました。これも「牛」さんのコードほぼそのままです。「Access token」・「ID」・「日付」ぐらいしか書き換えていないのですが、こりゃ便利ですね!!

 ソーシャルの方は、意識的に出来るだけAM8:00ぐらいに事前に書いたエントリーを公開予約したこともあってAM8:00~AM10:00ぐらいに見られていることが分かります。あと、15:00あたりもいいんですね。仕事よりも僕のエントリーを選んでいただいた・・・ことではないですよね(笑)

 あと、意識的に18時台にも公開するようにしていたのですが、こちらも効果あったみたい。1時間ぐらいは後ろにずらしてもいいかかなぁ・・・。


 こちらは自然検索。ソーシャルよりはヤマ場になる時間帯が少ないかも。確かに「札幌マーケティング情報」中心だとそんな気もします。


 最後に、どのエントリーがアクセス増に貢献したか見ると、やっぱり「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」ネタがアツかった模様です。


 こちらが一番アクセスを稼いだリーサスを取り扱った最初のエントリー。
ほぼ、システム公開当日に書いたこともあって、検索されやすい順位に表示されている模様です。

(速報!!)「地域経済分析システム(RESAS(リーサス))」がリリース!
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/resas.html



 以上です。最初はややとっつきにくいR言語(IDEはRstudio使ってます)ですが、一度慣れると業務レベルでも活用出来るぐらい便利です。一度お試しあれいっ!!

<追記分>
 あと、オーディエンスレポートのデータをRGoogleAnalyticsを使い、GAから直接APIで取得する関数もあったので動かしてみました。
 アクセスデバイス別に年別別のセッション数(推計値)が見えたりしますが、うーん、55歳以上Desktopオンリーって嘘だろ(笑)。あくまでも推計値なので、こういうこともあります。はい。


 こちらは、流入別の各スコア。Socialからご覧頂いている方は、セッションあたりPV数が多いのがわかります。Refferalは、Social流入よりは同スコアが少なめなんですね。


 一応、インタレスト(興味関心)も載せておきます。正直、ちょっとピンとこない結果です。もう少しデータ貯めてから検証したほうがいいかな。





2015年5月23日土曜日

(無料で楽しめる!)厚別区の雪印種苗園芸センター

 当ブログ、いつも「データ」だ「調査」だ「地方創生」だ、と小難しい話ばかりで恐縮です、恐縮です。
グラフも見飽きましたよね?


じゃ、花見ましょう、花。


 今回も異論は認めません。
先日、嫁さんと子供が「トマトとエゴマの葉を植えたい」なんて言うもんですから、ホームセンターに苗を買いに行こうと思ったわけです。

 ご近所で園芸をやっているおじいさんに伺ったところ、
「ホームセンターなんてダメダメ。雪印行きなさいっ!」って言われまして。

というわけで、先ほど、厚別区にある「雪印種苗園芸センター」に行ってきました。



http://snowseed-garden.jp/


<施設概要>
雪印種苗園芸センター
住所:札幌市厚別区上野幌1条5丁目1番6号
電話:
 温室店舗(011)891-2803
 苗木売場(011)896-7852
営業時間:
 3月        9:30~17:00(温室店舗)
 4月~7月    9:30~18:00(温室店舗・苗木売場)
 8月〜10月    9:30~17:00(温室店舗・苗木売場)
 11月〜12月    9:30~15:00 温室店舗・苗木売場
    ※苗木売場は10月30日までの営業

 こちらのホームページ、基本的な情報は掲載されているのですが、実はすっごい綺麗なところなのに施設内の画像等があまり載っていません。

 「雪印種苗」オフィスの横に当販売所(センター)があるのですが、こちらに来場者用の無料駐車場があります。数十台分のスペースがあるのですが、本日もほぼ満車の状態でした。


 さぁー、皆さん、花みてください、花っ!!





 本日は、トマトの苗を買うことが目的だったのですが、トマトだけでも何種類もあったので、確かにホームセンターに行くよりはこちらの方が断然良さそう。





 あと、こちらのセンター横にとても綺麗な公園があるのですが、無料で入場できます。
今日も小さなお子さんを連れたご家族が2組遊んでいて、とても楽しそうでした。
うちの子も青々した芝生の上で走り回って喜んでましたよ^^






あと、こちらはわかりにくいのですが、全部バラの植木です。満開時は絶対に見に行きたいですね。


平岡のイオンから車で10分程度の場所なので、お買い物ついでに寄られてはいかがでしょうか。

(地方創生)「日本版CCRC」に関する調査報告

 「地方創生」を推進する「まち・ひと・しごと創生本部」から「日本版CCRC」に関する調査報告がありました。

 「CCRC」という単語自体初耳かもしれませんが、地方における「人口減少」に歯止めをかける施策の一つとして注目されており、アメリカでは約60万人の居住者・約3兆円の市場規模があると言われています。

CCRC(Continuing Care Retirement Community)
高齢者が移り住み、健康時から介護・医療が必要となる時期まで継続的なケアや生活支援サービス等を受けながら生涯学習や社会活動等に参加するような共同体。


<調査概要>
1.調査対象
全都道府県及び市区町村(1788団体)

2.調査期間
平成27年3月26日(木)〜平成27年4月14日(火)

3.実施機関
内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局


 以下、注視しておきたいデータの抜粋です 。
「地元産業の振興」「医療・福祉の充実」「妊娠・出産のしやすい環境づくり」等と比べると、まだまだマイナーな施策という感は否めませんが、調査結果からもそんな感じがみてとれますね。




 オマケ的に、道内自治体で「日本版CCRC」を「地方版総合戦略」に組み込んでいる自治体リストもありました。全体的に人口規模が少ない自治体が多いように見えますね。


 ちなみに、CCRCというと「首都圏(東京)→地方」のみで考えがちですが、「札幌→道内自治体」という流れもあるはずです。もうちょっと手が空いたらこの課題でも自主調査しようかなと考えています。

2015年5月22日金曜日

【悲報】札幌の大学生における「ラブラブ度」を調査してみた。

 何度か当ブログで紹介していますが、今年の4月に札幌学院大学にて「ネットリスク啓蒙講座」を実施しました。

今年は2校同時開催!インサイトによる「ネットリスク講座」。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/2.html
ttp://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/2.html
 写真は同日に行った北海学園大学の様子



 

 「講座やりっぱなし」ではつまらないので、聴講対象となる学生に対し、講座の実施前後に同内容のWEB調査を実施することで効果検証を行っています。

<調査概要>
・調査対象:札幌学院大大学1年生で、当講座を聴取された方
・「事前調査」実施期間:4月8(水)~10日(金)実施
・「事後調査」実施期間:4月14(火)~17日(金)実施
・実施担当:株式会社インサイト 小田一弥/相沢直人
 

 この中で、「学生同士の恋愛感情が、ネットリスクが伴う危険な行動にどのように影響しているのか」といった観点を検証したく、「ラブラブ度」を調査項目として聴取しています。

「ラブラブ度」質問文>
あなたは、お付き合いされている彼氏・彼女をどれぐらいお好きですか? 「10」が「最高」、「1」が「最低」とした「好き度」をお答えください。「過去いた」方は、過去のお話としてお答えください。(ひとつだけ)

 で、問題のグラフですが、タイトルにありますとおり、「悲報」です(笑)
 

 なんということでしょ~(なんとかビフォーアフター風)
男子学生の「ラブラブ度10」が30.6%に対し、女子学生の同スコアは8.0%
※現在交際相手がいる、もしくは、過去いた方に聴取

 
「だ、だ、だいすきって言ったのにぃ~!!」いう男子学生の断末魔が聞こえてきそうです。
いや、聞こえないか、気づいてないから。
ちなみに、女性学生の「5(どっちでもない?)」は49.4%ってのも香ばしゅうございますね。いまは彼氏が居ない方が答えている率も多いと思いますが。

(昨年も同様の調査を行ったのですが、ほぼ同じ結果でした)

 上記影響も含めて、当調査に関しては、後日、某新聞社様がご紹介して頂ける予定です。
そちらが済みましたら、弊社ブログでも他のデータ含めてご紹介させて頂きますね。


<こちらもどうぞ>
 (親御さん必見!)札幌市界隈の「子供スマホ利用実態」
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/05/blog-post.html

札幌藻岩高校で全校生徒向け「ネットリスク講座」を実施。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/blog-post_28.html

今年は2校同時開催!インサイトによる「ネットリスク講座」。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/2.html

子どもを「ネットリスク」から守るために国と民間が考えること。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/02/blog-post_27.html

2015年5月21日木曜日

超簡単&無料!大空町「芝桜公園」の人の動きをアニメーションGIF化っ!

当ブログで再三ご紹介していますが、
「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」はChrome(クローム)ブラウザでしか見れません。
 
僕はFirefox派ですが、ちゃんとインストールしてくださいね。
 ・
 ・
 ・
はい、ちゃんとChromeでご覧になれるようになりましたねっ!

では、次に皆さんが見たいものは・・・そう、

北海道大空町東藻琴の「芝桜公園」ですね!

http://www.shibazakura.net/


 異論は認めません。
僕が今年のゴールデンウィークに道東に帰省した際、見れなくってずっと心残りなだけなんです。

 以前、特定エリアにおける人の動きを把握するため、リーサスの観光マップメニューにある「流動人口 メッシュ」画像を組み合わせ、アニメーションGIFを作ったことがあります。
ただ、こちら、Linuxのコマンドラインツールで制作したのでたいそう手間がかかりまして・・・。

 今回は、WEB上でサクっとアニメーションGIFが作れるツールも含めてご紹介します!
まずは、いきなり、本題のアニGIFです。


 画像がやや小さくて恐縮ですが、下記条件でメッシュ画像をアウトプットし、アニGIFにしました。
・アウトプット時期: 2014年4月~7月における各月のメッシュ画像
・ 「休日の動向を表示する」をチェック
・ 「任意の地域を選択する」をチェック
・芝桜公園周辺エリアを手動で選択

 上記アニGIFをクリックし拡大表示していただくと、5・6月だけ色が黄色になることがわかると思います。今回は東藻琴エリアという、やや流動人口ボリュームが少なめの場所を選びましたが、小樽や旭川等、更に多くの観光客が訪れるエリアでやるとかなりわかりやすく人の流れが見れます。

 ちなみに、いつものグラフでもチェックしてみました。
5月からドーンっ!と増えたあと、6月以降はズドーンっ!と落ちていますね。


 他にも「月別推移」等のデータもアウトプット可能です(マウスによる指定エリアではなく、「大空町」全体のくくりになりますが)。

 次に、超簡単なアニメーションGIF画像の作り方もご紹介します。
まずは、下記サイトにアクセスしてください。英語版ですが、何も読まなくても直ぐに使いこなせると思います。

MOTHEREFFINGANIMATEDGIF
http://mothereffinganimatedgif.com/

 アクセス後は、アニGIF化されたい静止画をドラッグ&ドロップです。

http://mothereffinganimatedgif.com/

 あとは、「Animate」 ボタンを押すだけ。画像枚数にもよりますが、数十秒でアニGIFが生成されます。


 見切れていますが、画面下部にアニGIFが表示されました。ブラウザで「画像を保存」を選択すれば完了です。


 アニメーションの切り替え時間や画像表示サイズもWEB上で変更可能です。
幾つかのサービスを試しましたが、これがダントツに使いやすかったですねっ!

 繰り返しとなりますが、「リーサス」は「地方創生プランニング」のための重要システムです。一部足りない機能もこういった無料サービスと併用することで実現出来る世の中になったのは、本当にありがたいことですね^^ 

 最近、除々にですが「地方創生」案件にも関らせて頂いていますので、リーサス活用して各自治体様のお役に立てるプランニングに勤しみます!

 ちみなみに、部下の相沢直人は、「たきかわ菜の花まつり」を題材にリーサス分析していますので、ご興味ありましたらご覧ください。


2015たきかわ菜の花まつりは開催前から楽しめる! 情報まとめてみました!
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/05/2015.html


<これまでのRESAS関連の記事>

(速報!!)「地域経済分析システム(RESAS(リーサス))」がリリース!
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/resas.html
札幌市の人口データを「地域経済分析システム(RESAS(リーサス))」でゴニョゴニョしてみた。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/resas_23.html
札幌市の観光データを「地域経済分析システム(RESAS(リーサス))」で見ると・・・
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/resas_25.html
札幌市の自治体パワーを「地域経済分析システム」で検証 経済構造編
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/blog-post_26.html
札幌市の自治体パワーを「地域経済分析システム」で検証 経済活動等編
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/blog-post_96.html
北見市人口データを地域経済分析システム(リーサス)で覗いてみた。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/05/blog-post_3.html
クライアント向け「RESAS(リーサス)勉強会」やってみて感じたこと。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/05/resas.html

2015年5月20日水曜日

道内自治体における「人材確保」のための「ご近所進出」。

今朝の北海道新聞朝刊(2015年5月20日(水))に人口減少に関する面白い記事があったのでご紹介。

=====================(記事引用)=====================
新工場 釧路町で人材確保~弟子屈・長谷製菓が進出
【弟子屈、釧路町】菓子製造販売の長谷製菓(釧路管内弟子屈町)が、釧路管内釧路町に新工場を開設した。弟子屈周辺では従業員を確保しづらくなっているためで、人口の多い釧路近辺に人材を求めた。
=====================(記事引用)=====================

 最初に当記事を読んで、「えっ、こんな近くで人確保のために進出?」と思いました。
それと同時に「どれ程の人材ボリュームが釧路町にいるのかな?弟子屈の人口ってどんな見込みなの?」と思いまして、お得意の「地域経済分析システム(リーサス)」で調べてみました。

 まず、弟子屈町。2015年における生産年齢人口(※)は、4,025人で全人口の52.6%を占めます。こちらが2030年には、同人口が2,710人となり、同構成比が45.8%となる見込みです(-6.8%)。
※: 15歳以上65歳未満の生産活動に従事可能と思われる年齢幅に属する人口


  続いては、釧路町。2015年における生産年齢人口は、100,321人で全人口の58.5%を占めます。こちらが2030年には、同人口が75,123人となり、同構成比が53.7%となる見込みです(-4.8%)。


 これだけ見ても、生産年齢人口のボリューム及び全人口における構成比が多い釧路町に進出された理由が頷けるのですが、「人口移動」という観点でどうなっているかと言うと、やはり釧路町への人口移動は以前から進んでいることがわかりますね。



「人口移動(転入・転出)」と言いますと、「道外・本州」との関係で語られることが多い気もしますが、今後、「すぐご近所の自治体間」でもこのような人材獲得合戦が増えるんでしょうね。


<これまでのRESAS関連の記事>

僕の過去記事はこちらから。

(速報!!)「地域経済分析システム(RESAS(リーサス))」がリリース!
(http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/resas.html)
札幌市の人口データを「地域経済分析システム(RESAS(リーサス))」でゴニョゴニョしてみた。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/resas_23.html
札幌市の観光データを「地域経済分析システム(RESAS(リーサス))」で見ると・・・
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/resas_25.html
札幌市の自治体パワーを「地域経済分析システム」で検証 経済構造編
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/blog-post_26.html
札幌市の自治体パワーを「地域経済分析システム」で検証 経済活動等編
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/blog-post_96.html
北見市人口データを地域経済分析システム(リーサス)で覗いてみた。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/05/blog-post_3.html
クライアント向け「RESAS(リーサス)勉強会」やってみて感じたこと。
(http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/05/resas.html)

部下の相沢直人は小樽市を分析しています。

地域経済分析システム RESAS(リーサス)が4月21日からスタートしました!
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/04/resas421.html
地域経済分析システムRESAS(リーサス)で小樽市を分析してみた!(4/27追記)
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/04/resas.html
(続き)地域経済分析システムRESAS(リーサス)で小樽市を分析してみた!
(http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/04/resas_26.html)
地域経済分析システムRESAS(リーサス)の使い方~観光マップ(小樽市を例に)
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/05/resas.html
地域経済分析システムRESAS(リーサス)の使い方~自治体比較マップ2/3(小樽市を例に)
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/05/resas23.html

2015年5月14日木曜日

クライアント向け「RESAS(リーサス)勉強会」やってみて感じたこと。

  当ブログで頻繁に取り上げている「地方創生」の重要ツール「地域経済分析システム(RESAS:リーサス」。この使用方法を昨日・今日とクライアントにレクチャーする機会があったのでそのお話を。

  私、広告会社のマーケティングプランニング担当をさせて頂いているのですが、弊社営業さんよりこんなオーダーを受けることが良くあります。
 

 「とりあえず同行して。マーケティングのこととか喋って」。

・・・がっ、がんばります(汗)
 

 毎回背中に変な汗かきながら、お話させて頂くのですが、本日は各店舗の責任者の方々が集まっての会議。結構重要な場です。今後の各店舗におけるマーケティング戦略・営業戦略を検討する上で、何か参考になるお話を伺いたいとのことでした。

 具体的なお話は書けないのですが、こちらの業界は「人口減少・高齢化」の影響をモロに受けるビジネスをされているため、「リーサス」を使いながらクライアントの商圏分析や先日当ブログでご紹介した「札幌競馬場」に関する分析ネタ等をご紹介してみました。

<参考ページ>
札幌市の観光データを「地域経済分析システム(RESAS(リーサス))」で見ると・・・
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/04/resas_25.html


 当初は、「そんな小難しいこといらん!」と言われるかなと思ったのですが、予想以上に興味深く見ていただき、
「じゃ、このエリアの人の動きも見せて!」
「あとで、自分でも調べてみます!」 など、とても好評でした。

 実はその前日も他のクライアントでGoogle Analyticsとリーサスの活用方法について座学の講義をさせて頂いたのですが、こちらも予定時間をオーバーするほど熱心に聞いていただけました。
 

 この勉強会を通じて感じたことがあります。
正確に言うと「以前から感じていること」なのですが、改めて強く思ったので今回書きます。

<「地方の企業は、もっとマーケティングデータ(特にオープンデータ)を活用すべき」>

本州の企業と異なり、道内企業のマーケティング予算は決して多くありません。そのため、個人の勘や限られた経験則だけに頼ったプロモーションで大ハズレ・・・なんてケースをよく耳にします。そんな残念なケースを極力避けるためにも、しっかりとターゲットに関する基本的なスタディを行い、基礎知識をつけることは有益だと思うのです。そのひとつの方策として、無料で利用出来る「リーサス」のようなシステムの使い方を覚えることはとても大切だと感じています。

 ただ、日常的にしっかりとデータ分析を行うような道内企業はそれほど多くありません。そのため、「リーサス」のような比較的簡単なシステムも、第一印象で「・・・やったことないし、これ・・・出来ない」といった感じで敬遠してしまうケースが多いのかなと。「Google Analytics」なんて、いまの時代、使いこなして当然と思いますが、こちらも「食わず嫌い」というか「使わず嫌い」が結構多いです。

<札幌のマーケティング関連企業が行うべきこと>

そんな素地がちょっと強い北海道だからこそ、我々のような企業がクライアント企業に対しデータ活用の仕方や実技含めて、積極的にレクチャーすべきだと思います。

「いや、それはノウハウだからね。飯の種だからね」

 こういった声も伺うことはありますが、長期的に見れば、クライアントサイドのデータリテラシーが上がればそれだけ「データ」という共通語で話しやすくなります。結果的には、無駄な作業も減るので、我々自身の実入りも増えるのでは? と思うのです。

 ちょっと話が脇道にそれてしまいましたが、「地方創生」の流れからの「ビックデータ活用」が進む本年度。こういった啓蒙活動も道内で出来ればと考えています。

2015年5月12日火曜日

金融機関は様子見??~「地方版総合戦略の策定等に向けた取組状況」に関するアンケート

 まち・ひと・しごと創生本部事務局が、
「地方版総合戦略の策定等に向けた取組状況」に関するアンケート結果を4月に公表していました。
前年度から金融機関や自治体系の関係者の方に「いま、どんな感じですか?」と聞きまわっていましたが、現時点の肌感も全国ベースで実施した当調査とほぼ同じ感触です。




<調査概要>

・アンケート対象金融機関は、都銀等(みずほ、三井住友、三菱東京UFJ、りそな、埼玉りそな、三井住友信託、みずほ信託、三菱UFJ信託銀行の8行)、地方銀行(64行)、第二地方銀行(41行)、信用金庫(267金庫)、信用組合(職域を除く137組合)の計517金融機関(回収率は100%)。
・アンケート実施時期は、3月下旬から4月上旬。


 こちらも文字ばかりで見づらかったので、面白データだけグラフ化しました。

Q.地方公共団体が地方版総合戦略を策定するに当たって、何らかの接触はありましたか(①、②は複数回答可<③、④は複数回答不可>)(517ss)


 「こちら(金融機関から接触した)」が58.6%となっていますが、一部では某省庁からも「自治体をしっかりサポートするように」的な働きかけもあったようでして、その点踏まえると「まぁ、そうだよね」な数値でしょうか。
それにしても、選択肢の選ばせ方がちょっと違和感。


Q.地方公共団体による地方版総合戦略の策定に対して、現在、何らかの関与をされていますか(複数回答可)(348ss)


 「選択肢名長すぎっ!」とか言わないでください。僕のせいぢゃないです。。
「地方公共団体との挨拶・顔合わせ程度」が78.7%ですが、「打ち合わせ参加」が31.3%、それよりも深い関与は1割程度です。お国に対するアレもありますので、悪く言うと「体裁は整えただけ」といった感じでしょうか。


<平成27年3月26日現在で地方人口ビジョン・地方版総合戦略(骨子・案を含む)を公表した地方公共団体の属する地域に本支店が所在する金融機関のみ回答>
Q.これらの地方公共団体における地方人口ビジョン・地方版総合戦略の策定に関与されましたか((120ss)


 確かに道内の金融関係企業でも「地方版総合戦略の策定にガシガシ動いてますっ!」的な話を聞くケースは少ないですが、全国的に見ても同様の傾向のようですね。


<前質問で「関与していない」選択のみ>
当該地方人口ビジョン・地方版総合戦略の公表を受け、何らか対応を取られましたか、もしくは予定されていますか(複数回答可)(108ss)


   



  「特段の対応は予定していない」が50.0%です。ちょっとのん気かもしれませんが、「実際、道内全ての自治体を対応するのは物理的に不可能なので、ウチは慎重に見極めています」といったお話を伺ったこともあります。このあたり戦略策定フェーズに入る時期になると、グワーッと一気に動きだすところが増えるかもしれませんね。

 ただ、戦略策定で重要な役割を担うであろうコンサルティング企業・シンクタンク・広告会社等は、特に道内においては、プランニングに長けた人材が不足しているのも事実です。各自治体さんは出来るだけ早いうちに信頼出来るパートナー企業を見つけることも、戦略策定においては重要な取組み課題になるかもしれませんね。

<参考ページ>
こちらもどうぞ。

(地方創生)現場のこぼれ話
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/03/blog-post_26.html