2015年6月2日火曜日

札幌市の「火災分析調査報告書」が意外に情報盛りだくさん。

 久々に札幌市のホームページを見ところ、興味深い資料があったのでご紹介。
結構しぶい、いぶし銀なデータソースでございます。



 こちら、札幌市の消防局が火災被害軽減を図るために、平成21年から5年分の火災データをもとに、火災事象の分析結果を掲載しています。
主要コンテンツとして、以下2つのパートに分けてデータが掲載されています。

 1.「札幌市内87地区別火災レポート(あなたの街の火災)」パート

札幌にある全地区別に下記「火災データ」を「データ内訳」内容に沿って掲載しています。
例えば、札幌でも高級住宅街と言われている「山の手」エリアはこんな感じ。
「冬の火災」や「夜間の火災」が多いのは意外ですね。

 ちなみに、山の手の火災N数(変な言い方ですが・・・)は58件でしたが、エリアによっては15件ぐらいで構成比を記載しているのでご注意ください。


2.「火災分析を踏まえた効果的な情報発信」に関する調査等業務報告書

こちらは札幌市内地区だけではなく、他都道府県のデータとも比較しているので、札幌の火災事情(?)が把握しやすくなっています。例えば、全国平均と比べると札幌市はやや出火事が多いようですね。


 また、「火災種別(どのようなタイプの火災か)」で見ると、「車両数に対する火事比率」が全国でトップらしいです。ちょっと物騒ですね。

  

 この他、「火災予防事業の検証」レポートでは、 札幌市の火災予防ホームページの詳細なアクセス数が公開されていたり、「火災の被害低減に向けた課題」等も記載されていたりします。

ご自分がお住まいのエリアにおける「火災事情」、いざと言う時のためにも一度ご覧になってはいかがでしょうか。

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