2015年4月8日水曜日

経済産業省「生活コストの「見える化」システム」~地域の暮らしやすさ指標の貨幣価値を見る

 前回に引き続き、「生活コストの「見える化」システム」です。
今回は「地域の暮らしやすさ指標の貨幣価値」機能を使ってみます。

まずは、メニュー画面で「地域の暮らしやすさ指標の貨幣価値」ボタンを押してください。


 1.地域(市区町村)を選ぶ

実は、「地域の家計収支を見る」機能と結構操作ステップが似ています。
今回は、「札幌市」と「夕張市」の比較を行ってみましょう。

 上段で、「北海道地方」→「北海道」→「札幌市」を選択。
 下段で、「北海道地方」→「北海道」→「夕張市」を選択。
 

2.家族構成を選ぶ

ここでは「夫婦と子供(乳幼児)」を選択します。
 

3.年代と居住地選択の好み(志向)を選ぶ

①年代:30歳代
②居住地を選ぶ際の好み(志向):利便性志向


4.暮らしやすさ指標を選ぶ

面倒くさいので、デフォルトのまま(全選択)にしましょう。
 

5.結果を見る(検索実行)

僕のPCでは十数秒程度ですが、比較的短時間でアウトプットされます。
内容は「各地域における暮らしやすさ」を計測するために行った調査データを元にコンジョイント分析を行い、その数値を貨幣価値に置き換えることで、「その場所が暮らしやすい/暮らしにくい」を判断しやすくなる仕組みです。
※あくまでも各地域を比較するために貨幣価値に置き換えただけの尺度です。仮に100万円の貨幣価値として算出されたとしても、100万円出せばその暮らしが出来るというものではありません。


一応、画面のスクショを貼っておきますが、良く見えないと思いますので、項目を別途整理しました。
 

 ちなみに当システムによる「札幌市・夕張市」の住みやすさ比較をまとめると以下のとおりでした。札幌市、強し!




具体的に項目を確認すると、「夕張市」は下記項目がゼロ円だったのが響いたようです。

・ショッピングセンターへの距離
・飲食店の集積度
・大学(短大除く)までの距離

 確かに過疎化により、社会インフラ維持が課題になっている同市ですが、このように貨幣価値で見ると一目でわかりますね。

 最近、「地方創生」に関連する業務も増えてきましたが、この仕組みを活用してのプランニングも楽しめる気がします。皆様も、是非、ご活用ください!

0 件のコメント:

コメントを投稿