2015年3月27日金曜日

「地図による小地域分析(jSTAT MAP)」が商圏分析で便利ダヨッ!

「ねぇねぇ、商圏分析の相談なんだけどね」

・・・札幌の広告会社でマーケティングプランニングしていて、ちょっとイヤな汗をかく瞬間です(笑)
だってね、

「ガチの商圏分析する仕組みなんて、道内の広告会社がそうそう持てないっす・・・」

って話でございます。。そりゃ、欲しいんですけどね。

 そんなとき、役に立つのが、「地図による小地域分析(jSTAT MAP)」です。
以前は「次世代統計利用システム(統計GIS機能)」と呼ばれていたのですが、平成27年1月20日から当名称で本格運用されています。


「地図による小地域分析(jSTAT MAP)」とは:
 政府統計データをGIS(Geographic Information System:位置に関連づけられた様々な情報を、作成、加工、管理、分析、可視化、共有するための情報技術)機能を使って、グラフィカルにアウトプットする仕組み。利用申請は必要なものの、無料で利用可能。
 

■当システムに収録されているデータ
<国勢調査>









<事業所・企業統計調査>








 <経済センサス>












とりあえず、僕の実家がある「北海道北見市」でレポートを作ってみましょうか。

(1)「地図による小地域分析(jSTAT MAP)」ページでログイン
利用申請を済ませた後、以下のURLからログインしてください。
まずは、「北海道」をクリックします。
https://jstatmap.e-stat.go.jp/gis/nstac/ 



 (2)GIS画面左上のテキストボックスに住所入力
 マウスで選んでもいいですが、面倒なので、「北見市」とでも入力しておきましょう。
 プルダウンで詳細住所一覧が表示されますが、とりあえず「北見市」で。




 (3)地図上にプロットを落とす
 今回は北見駅中心にどれだけ人口が居るかを分析するので「北見駅」にプロットを落とします。

(3-1)まずは、メニュー左上近辺にある「レポート」をクリック。
(3-2)「リッチリポート」をクリック。


(3-3)まずはデフォルトのままでいいです。そのまま「次へ」。


(3-4)「エリア」:今回は「半径2(1km以内)」。
     「調査地点」:「北見駅」をクリック。
     「リッチレポートを作成する」をクリック。


 たったこれだけです。慣れると2~3分で以下のようなレポートをリッチに作ってもらえます(笑)





 「経済センサス調査」等は実施時期がやや古かったりするので留意が必要ですが、それでも初動の「商圏分析」としては十分なアウトプットではないでしょうか。

最近話題の「地方創生」でもこのような国が公開する統計データを活用出来るようになるそうですが、この仕組みも併用すると更にプランニングがはかどるかもしれませんね。

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