次回エントリーで書こうと思っていた作業プロセス、意外に短い文章量で済んだので、3として追記しました。
前回は、「地方創生」の「地方版総合戦略策定」における「人口動向分析・将来人口推計」を行うにあたり、データの引用元や整理の仕方について記載しました。
まだご覧になっていない方は、ざっくりでも結構ですのでご一読されると、以降の理解もしやすいかと思います。
(地方創生)「地方人口ビジョン」に関する人口動向分析・将来人口推計方法
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/03/blog-post_7.html
1.「年齢3区分別の人口データ」を準備する。
前回のエントリー通りデータを引用していれば「年齢3区分別の人口データ」をそのままコピー出来ると思います。ちなみに、あまり聞き慣れない「年齢3区分別」ですが、以下3つの年齢幅となっています。
・年少人口:0~14歳
→こちらは見たままですね。中学校を卒業するまでの、日本国内で行われている生産活動に関与しない年齢帯です。
・生産年齢人口:15~64歳
→日本国内の生産活動に従事しうる年齢帯です。道内では1995年の394万人をピークとして、国勢調査の都度、減少傾向にあります。
・老年人口:65歳以上
→こちらも見たまんまです。道内では2010年に136万人となっており、年少人口66万人の2倍になっています。
2.「年齢3区分別の人口データ」をグラフに追記する。
上記1で集めたデータを前回エントリーで作ったグラフに追記します。データ引用元は前回エントリーで記載したものと同じです。
ちなみに、今回は「手引書」にならって人口の単位を「万人」にしました。1995年のクロスっぷりが凄いですね・・・。
3.出生・死亡数、転入・転出数の推移データを準備する。
まず、道内における「出生・死亡数」の時系列データをもってきましょう。平成24年北海道保健統計年報
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/sum/hoso/hotou/hotou01/nenpou24.htm
こちらの「4.保健→○人口動態→第1表 人口動態総覧、年次別」にあります。
「手引書」の「出生・死亡数」グラフが1960年からになっているのでそれに倣いましょう。
で、ここまでやって気がつきました。
手引書におけるグラフを見ると、「出生・死亡数、転入・転出数」いずれも1年毎データを使っているようですが、「総人口」は5年毎データを使用している模様です。確かに手引書では、1940~50年におけるグラフが直線に近いかたちになっているのですが、この時期は太平洋戦争終戦前後です。僕のグラフを1年刻みで見ると大きく人の動きがありますが、「手引書」ではないんですよね。
職業柄、「総人口だけ5年刻みデータ」は気持ち悪かったので、以下から「北海道の人口(1年刻み)」を引用してきました。
2-5 都道府県,男女別人口(エクセル:139KB)
http://www.stat.go.jp/data/chouki/02.htm
ということで、完成形です!!
次回は、「総人口に与えてきた自然増減と社会増減の影響」グラフの作成手順をなぞってみます。
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