2015年3月26日木曜日

(地方創生)現場のこぼれ話

 最近、「地方創生」関連でお役所や各エリア関係者の方とお話させて頂く機会が増えています。具体的なお名前は書けないのですが、ちょっとしたこぼれ話をご紹介。
※主語を書いていないのは意図的なのでご容赦ください。


(1)「地方創生先行型」の提案レベルは自治体によってマチマチ。

限られた時間の中でプランニングをせざるを得なかった背景はあると思いますが、やはり「アウトプット(やること)からアウトカム(やったことの成果)」を重視されることもあり、各自治体における提案レベルの良し悪しは結構差が出ている模様です。


(2)ウケる提案は「総花的内容よりも、フォーカスを絞ったもの」。

こちらから道外のとある県が提示した「地方創生先行型」における企画内容を話ところ、「ネットでは話題になっているようだけど、総花的で特徴がないから再提出になったらしいよ」とのことでした。

 道内で一部の方から評価が高いのは、「その土地の強みや課題(人口構造等)にフォーカスしたコンパクトな提案」が多かったようです。そのため、人口規模が小さい町村レベルの自治体の提案も評価が高いものがありました(教育関連等)


(3)船頭が多い提案は苦労する場合も・・・

「地方創生」では民間や大学等の教育機関との連携も重要視されていますが、一部プランにおいて関与する団体が多いと取りまとめに苦労しているところも見受けられました。
やはり船頭が多いと「規模感」が出て豪華に見える反面、「推進力」が落ちるデメリットもあるなぁと感じた次第です。

 具体的名称は差し控えますが、「地方創生」とも一部絡む内容で複数の自治体が連携して地域起こしをするグループの話も伺いましたが、船頭が多く進捗は滞っている模様です。

 加えて、中心を担う自治体の方も、経費節減で担当者の頭数が少ない中で従来からの人口減少問題等にも取り組んでいるため、手が回らないのだとか・・・。


 個人的には、「人口の現状分析」(「人口動向分析」「将来人口の推計と分析」「人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察」)フェーズは「地方経済分析システム」のローンチも控えているので何とかなると思いますが、その後の「地方版総合戦略策定」で詰む自治体が結構多くなるのではと危惧しています。

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