「北海道建設業信用保証株式会社」が道内における建設企業の景況感調査結果を公表していたのでご紹介。
<調査概要>
・調査時期:
毎年3,6,9,12月
・調査対象:
同社と取引関係にある建設企業の中から、地区別、業種別、規模別の分布状況を考慮して、建設業の経営動向を反映するに足りると認められる企業を対象としている。なお、調査対象企業は原則として固定。
・B.S.Iとは:
建設企業経営者の景況感に関する意識調査の結果を数値化したもの。算出方法は以下を参照。
回答企業構成比を、上表のように景況調査集計からB.S.I集計に置き換えて、以下の式により算出します。
B.S.I = (「良い」と回答した企業割合ー「悪い」と回答した企業割合)×1/2
元データは数値だけだったので、頑張って手入力してグラフ化しました。CSVも公開してヨ・・・。
まずは、道内建設業界の景気はマイナス傾向が続いているものの、6月予測は若干ではありますが改善しそうな見込みです。
<道内建設業界の景気等のB.S.I値>
続いてファイナンスまわり。6月の資金繰りが結構悪い見込みなのが気になります。
<道内建設業界のファイナンス関連のB.S.I値>
最後は、資材・労働者まわり。普段、ハウスメーカーさんのお仕事もさせて頂いているのですが「資材と大工さんの確保が大変」といったお話をよく耳にしていました。データを見ると「建設労働者の確保」は改善基調にありますが、資材はまだまだ厳しいようですね。
実際、札幌市内のマンション価格は引き続き高い状態のようです。
道内のマンション価格高騰止まらず-中央区は4000万円超 (北海道建設新聞社)
http://e-kensin.net/news/article/8338.html
<道内建設業界の資材・労働者関連のB.S.I値>
以上、「いぶし銀調査」シリーズでした。
今後も北海道内のシブい調査結果を紹介するぜぃ。
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