「空家等対策の推進に関する特別措置法」が2015年5月26日に完全施行されます。
「特定空家等に対する措置」では、以下のように規定されているので、今まで扱いに難儀していた物件も、場合によってはヒョヒョイと出来ちゃうことになりますね。
「特定空家等に対しては、除却、修繕、立木竹の伐採等の措置の助言又は指導、勧告、命令が可能。さらに、要件が明確化された行政代執行の方法により強制執行が可能」
また、「財政上の措置及び税制上の措置等」では、国及び地方公共団体による空家等に関する施策について、財政・税制上のサポートがされる旨も規定されています。
実は、僕も今回初めて知ったのですが、北海道は全国でも5番目に空家数が多いエリアなんですね(2013年10月時)。確かに実家の北見市に帰省した際、空家になっていたお家が多かった気がします。
道内の空家戸数及び1戸建て空家含有率(上位10市)
総務省「平成25年住宅・土地統計調査」
上記の「空家」数には「集合住宅」は含まれていないのでご留意頂きたいのですが、小樽市・室蘭市の一戸建て空家含有率が高いですね。集合住宅よりも土地の専有面積が多くなるので、空家になるとその分ガラーンと寂れた感じがしやすくなりますね。
ただ、こういった事象を逆手にとって新しいビジネス展開を模索している不動産会社もあるそうです。実際、道東で「自動車メンテナンス業」を営んでいる自分の知人も「首都圏からの移住促進」を見込み、「空家リフォーム業」を始めていたりします(移住者にセットで中古車を販売するビジネスモデル)。
また、「定住人口の増加」は「地方創生」における重要課題のひとつでもあります。「北海道の空家問題」、今後も注視していきたいトピックスですね。
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