「札幌ランパス本」人気の火付け役でもある同誌が満を持して発行した一冊ということもあり、今回もかなりお得な内容になっています。もちろん、我が家も速攻で購入しましたよっ!
ちなみに、今回は、「ランチパスポート旭川」版も同時発行です。
<(ご存知ない方のために)ランチパスポートとは?>
主に新規集客や新メニュー等を訴求したい飲食店が「ランパス本」に記事を掲載。当書籍を持参した顧客に対し、「ワンコインランチ」等、割引率の高いメニューをランチ時間帯等に限って提供することで誘客を促進する施策。
基本、店舗側は出稿料等はランパス発行元には支払わないため、発行元は書籍の販売と純広告の掲載料でマネタイズするビジネスモデルになる。
前回もだいぶお世話になったのですが、今回、印象に残ったのは以下3点です。
(1)特定エリアにしっかり絞ったお店選定
ランパス札幌は「poroco(株式会社コスモメディア)」さんが発行されていますが、他の都道府県でも広告会社や雑誌社等を中心に昨年ランパス本ブームがありました。ただ、ビジネス的には失敗したケースも散見されていたようで、その要因で多かったのが「エリア選定」。あまり広範なエリアに拡げてしまったため、利用者側が不便に感じてしまいイマイチな結果になってしまったとのこと。ただ、前回も同様ですが、「poroco」さんの場合、今回も札幌駅周辺エリア(南口/北口/駅前通〜東/北大周辺)に絞っているため、ユーザー側としてはとても使いやすいです。
そもそも遠いとランチの時間帯では行けないですからね。
(2)人気店が多い!
表紙にも書いていますが、「赤れんが テラス」の人気店や最近オープンした話題のお店も入っていて、編集担当者さんがかなり頑張ったなと感じさせる内容です。
個人的に行きたいのは、同ビルに入っている「TUNE」や「Brooklyn Parlor SAPPORO」、サッポロファクトリーに入っている「808 Aloha cafe」、札幌ステラプレイスにある「j.s. パンケーキ カフェ」等ですかね。
(3)WEBとの連動は・・・もうちょっと考えたほうがいいと思います。
実は弊社でもランパス本を発行した際に大きな課題として浮かび上がってきたのが「WEBとの連携」。
おそらく、当書籍を利用者はどの店舗にとっても新規客の割合が多いと思います。その新規客を獲得するために、500円ランチというかなり思い切った販促費用をかけているわけです。裏返すと、「如何にリピーターにコンバージョンさせるか」が大きなマーケティング課題になると思いますが、意外にランパス本に掲載する店舗を見るとそのあたりの施策にカロリーをかけているところが少ないんですね。
上手にやっていた店舗は、独自に「メルマガ登録でワンドリンクプレゼント」を行い、定期的にお得ランチの情報などをメールで告知していました。掲載された店舗から、今後、純広告等を獲得する営業にもつなげることを考えると、このあたりの指南や簡易的でもいいので店舗情報WEBなども作ってあげてもいいんじゃないかなと思います。
おそらく、poroco編集チームさんもそのあたりの必要性は認識されていると思いますが、締め切り直前になると「戦場化」しますので手が回らなかったのでしょうかね。
実際、発売直後に3件も掲載情報の修正がHPでアナウンスされていますので。
あと、最悪、「掲載店舗のリンク一覧ページ」でもいいので、WEB導線はあったほうがいいと思います。ランパス本購入者としても「どんな店舗で使えるかなー」と書籍購入前に調べたいですし、発行元としても、その程度の情報であればタダで見せても損はないはずです。この点は弊社でランパス本を発行した際の大きな反省材料でした。
最後にやや細々書きましたが、全体としては、イチ消費者としても大変ありがたい一冊です。
ちなみに2015年4月20日には「大通エリア」が発売される予定とのことです。絶対買いますぞっ!^^
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