2015年3月1日日曜日

「地方創生」における「人口動向分析」と「将来人口推計」の基礎っぽいこと。

 「地方人口ビジョン」と「地方版総合戦略」策定の前提となる人口動向分析や将来人口推計を行うにあたり、「人口分析」や「人口推計」等の基礎について説明します。

 ちなみに、当ブログ、いちおう、「札幌のマーケティングについてホニャララ」書くブログですが、最近、マイブームなので、しばらくこのネタ続きますので。

1.人口変動の三要素


 まず、「人口変動の三要素」について。ざっくり言うと、「人口が増えたり減ったりするのは、下記(1)〜(3)の要因に分けられるよ」ってことです。こんなにライトでフランクには書いてませんけどね(笑)
 移動に関しては「転入」と「転出」に分けられ、「転入>転出」だと「転入超過」、「転入<転出」だと「転出超過」ということになります。

    (1)出生:
    (2)死亡:
    (3)移動:
        −転入
        −転出

2.人口変動の三要素に影響を及ぼす属性


    様々なデモグラフィック要因が「人口変動の三要素」に影響を及ぼすと考えられますが、将来の変化を詳細に推計・予測するのは現実的ではありません。個人的には多大な労力をかけて推計した割には「あまり当たらないので無駄」だと思っています。
    ということで、政府資料にもありますが、一般には、男女・年齢別の人口を基礎として将来推計が行われることが多いそうです。一般的にいう「デモグラ(デモグラフィック:基本属性)」項目です。

    男女
    年齢
    配偶関係
    職業地域 などなど。



 上記の背景も踏まえ、政府資料では「コーホート(同時出生集団)要因法」による人口推計がおすすめされています。
 普段、広告代理店界隈における「コーホート分析」というと、「団塊ジュニアの現在における生活価値観は〜」的な使われ方が多いと思います。今回は統計分析界隈のお話ですが、根底の意味合いは同じかなと思います。

 若干、難しめですが、資料内に算出方法が記載されているので、次回は実際にやってみようかと考えています。

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