2015年2月3日火曜日

札幌の学生向けに「ネットリスク啓蒙講座」を根性でやりきった!

 私、札幌の広告会社でマーケティングプランニングに携わっているのですが、札幌市内の大学生や高校生中心に「インターネットでの炎上騒ぎから学生を守るためのネットリスク啓蒙講座」なるものを開催しております。

 昨年は母校である「札幌学院大学」を皮切りに、「札幌大学」「札幌藻岩高校」で同講座をさせて頂きました。また、「小さなお子さんをお持ちのママさん」向けに「子どもをネットリスクから守る特別講座」などもやらせて頂きました。






























 マイク持っている太っているオジサンが僕です(笑)

 今年も仕事の合間を縫いながらやっていこうかと思っておりまして、札幌の某大学さんにて講座を実施する予定です。

 以下、当講座を行うにあたって工夫した点です。

1.学生さん達に「自分ゴト化」意識を持ってもらう。

「ネットでトラブルとヤバイよー」と煽るだけではこちらが伝えたいメッセージが届かないと思ったので、極力、「自分ゴト化」してもらうよう気をつけました。
具体的には、
「もし、自分が進学や就職内定を勝ち取った後に、このようなリスクに巻き込まれたらどうする?」
「自分の大切な人、例えば、交際相手や家族が巻き込まれたら・・・」

・・・なんてことも問いかけながら講座を行いました。


2.「リベンジポルノ」の件も、逃げずに、説明する。

正直、当初は迷ったんですよね。この事案に触れるべきか否か。
最初に実施した札幌学院大学様にも恐る恐る確認したのですが、意外にも
「どんどん言っちゃってください!」とのことでした。
ちょうどタイミングよく、講座を実施する直前に文科省から「言いにくいことだと思いますが、しっかり伝えてください」と各校に通達があった模様でして。
おかげさまで切迫感のある事案であることをはっきり伝えることが出来ました。


3.効果検証をしっかり行い、数字で「講座の意義」を証明した。

単純に「大人が良いことやったね」で終わらせたくなかったので、講座実施の先週にネットリサーチの仕組みを使って「ネットリスク実態調査」を講座を受講する学生さん向けに行いました。
具体的なデータは後日、別エントリーにて紹介しますが、SNSやインスタントメッセンジャーの使用実態やリスク意識の度合い等もあらかじめ把握しておきました。

 そして、自分が行った講座の終了直後に、ほぼ同じ内容のアンケートをその学生さんに答えてもらったのです。講座実施前に行った調査データとの差分(増分)を分析することで「講座の効果を数字で実証」しました。

 正直怖かったですよ。もし数字が悪かったらどうしようかと・・・。
でも学生さんの未来のために、オッサンが出来うる限りのリスクを取ってみようと決めたんです。
(もちろん、「自分のための修行」みたいな意識もありましたが)

 結果は、同校の先生方も驚くほどの効果を上げることが出来ました。40分の講座を計7回に渡り実施したので、結構疲れましたが、結果が明確によかったので報われた感がありました。また、メディアでも紹介して頂き、弊社の認知度もちょっとは上がったようなので、やって良かったかなと。

 次回は、具体的なデータのご紹介もさせて頂きます。
(同校からデータ開示のご了承を頂いておりますので)

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