先日(2015年2月13日(金))、高橋はるみ知事が定例記者会見で発表された
「女性の活躍応援自主宣言の募集」が結構面白いかも。
これは「地方創生」でも非常に重視されている「人口減少問題」の対策にもつながっています。道内の出生率を上げるためには、女性の「出産や育児のしやすい環境づくり」が非常に重要になります。この対策を地方行政だけでまかなうのは、道の予算や経済情勢を踏まえても大変しんどい状況です。
よって、道内の企業や団体に対し、「幅広い分野で女性の活躍を応援してるよっ!」と応援メッセージを表明してもらい、大きなムーヴメントにしようというのが狙いです。
<参照>
〔配付資料:女性の元気応援メッセージ〕
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/file.jsp?id=789729
〔配付資料:「女性の活躍応援自主宣言」の募集について〕
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/file.jsp?id=789732
「「女性の活躍応援自主宣言」の募集について」を見ると、意外に「縛りながない」ことが面白いですね。一部、「○年以内に、女性管理職を○名育成します」といった「時限・数値目標」が記載されたものもあるのですが、「社内会議の中に女性社員を参加させ、意見を反映させます」といったどの企業でも当然行っているものでもOKっぽいです。
やや大掛かりな道庁との協業だと「包括連携協定」等もありますが、世の中へのインパクトが大きい分、「コミットした内容がちゃんと可視化出来るようにしてね」といったお願いもされるので、最終的に後退りしちゃったケースも耳にしたことがあります。
今回の「女性の活躍応援自主宣言」はそういったハードルは低そうなので、ぜひ、道内企業や団体さんが積極的に手を上げてほしいものですね。
株式会社セールスフォース・ドットコムに勤務しています。 札幌や北海道に関することや、AIやデータ分析、マーケティング/リサーチ、たまにグルメ情報などを掲載します。 ※公開情報全てが、私自身の見解であり、所属組織の立場、戦略、意見を代表するものではありません。
2015年2月28日土曜日
2015年2月27日金曜日
子どもを「ネットリスク」から守るために国と民間が考えること。
昨年から大学生・高校生向けに「ネットリスク啓蒙講座」なるものを展開しています。
TwitterやLINE等で頻発する「炎上騒ぎ」等から一人でも多くの若者を救えればと思い継続しているのですが、今年も札幌市内にある幾つかの学校で実施する予定です。
そんな中、メディアの方からも取材を受けることもあるのですが、個人的には以下のような論旨で本取組みについて考えています。
ただ、「ルール設定の必要性」だけに着眼するのではなく、おそらく本質的な目的があるかなと思っています。それが「生徒の将来を守る」ということ。
そのための手段として、「ルールの設定」や「警戒意識の啓蒙」 があり、それぞれに主体となるグループがあるという考え方です。
細分化すると「ルールの設定」は生徒さんが主体的に行い、学校や保護者がサポートする運用が理想かなと。ただ、学校は勉強をする場所。携帯電話に夢中になるあまり学業が疎かになった結果、将来、進学や就職で生徒達が不利になる環境を大人として作ってなりません。
その点は、踏まえつつ、継続的にルールを定着化させるためにも、携帯電話を使用する主体である生徒が中心的にルール作りをすることは好ましい進め方だと思っています。
生徒は大人と比べ人生経験が浅く「ちょっとした悪ふざけ」のつもりでSNSにアップした内容が多大な社会的制裁を受けるリスクの大きさ等を認識していない傾向が我々の調査からも見受けられます。
故に、学校や保護者がネットリスクに対する警戒意識をしっかりと持たせる啓蒙活動を行うべきだと考えています。
簡単に言うと、本件の対応について、「保護者・学校」だけに任せるのは相当厳しいと思います。
実際、某市の教育委員会の方や現場の先生に伺うと、「あまりにもネットや仕組みの進化するスピードが速く、キャッチアップするのだけでも大変。生徒に教えるなんて自信も余力も無い・・・」といった感じです。
こういった点も踏まえて、「国・行政・民間企業」も含めて、中長期的な視野に立って総合的な取組みをする必要があると感じています。僕自身も日常業務の傍らで携わっており、まだまだ微力であることは自覚していますが、学生の将来のためにも出来る限りのことをしたいなと考えています。
TwitterやLINE等で頻発する「炎上騒ぎ」等から一人でも多くの若者を救えればと思い継続しているのですが、今年も札幌市内にある幾つかの学校で実施する予定です。
そんな中、メディアの方からも取材を受けることもあるのですが、個人的には以下のような論旨で本取組みについて考えています。
<学生による携帯電話使用のルール設定について>
実はメディアさんから「札幌市内の高校で生徒が自主的にスマートフォンの利用ルールを設定する動きがあるが、どう思う?」とインタビューを受けたのですが、結論としては「いいこと」だと思っています。ただ、「ルール設定の必要性」だけに着眼するのではなく、おそらく本質的な目的があるかなと思っています。それが「生徒の将来を守る」ということ。
そのための手段として、「ルールの設定」や「警戒意識の啓蒙」 があり、それぞれに主体となるグループがあるという考え方です。
細分化すると「ルールの設定」は生徒さんが主体的に行い、学校や保護者がサポートする運用が理想かなと。ただ、学校は勉強をする場所。携帯電話に夢中になるあまり学業が疎かになった結果、将来、進学や就職で生徒達が不利になる環境を大人として作ってなりません。
その点は、踏まえつつ、継続的にルールを定着化させるためにも、携帯電話を使用する主体である生徒が中心的にルール作りをすることは好ましい進め方だと思っています。
<ネットリスク警戒意識の啓蒙について>
一方、「警戒意識の啓蒙」についてです。生徒は大人と比べ人生経験が浅く「ちょっとした悪ふざけ」のつもりでSNSにアップした内容が多大な社会的制裁を受けるリスクの大きさ等を認識していない傾向が我々の調査からも見受けられます。
故に、学校や保護者がネットリスクに対する警戒意識をしっかりと持たせる啓蒙活動を行うべきだと考えています。
<本件に関する潜在的な取り組み課題について>
あまり顕在化されていませんが、個人的には潜在的な取組み課題があると感じているので言及します。論旨としては以下のとおりです。簡単に言うと、本件の対応について、「保護者・学校」だけに任せるのは相当厳しいと思います。
実際、某市の教育委員会の方や現場の先生に伺うと、「あまりにもネットや仕組みの進化するスピードが速く、キャッチアップするのだけでも大変。生徒に教えるなんて自信も余力も無い・・・」といった感じです。
こういった点も踏まえて、「国・行政・民間企業」も含めて、中長期的な視野に立って総合的な取組みをする必要があると感じています。僕自身も日常業務の傍らで携わっており、まだまだ微力であることは自覚していますが、学生の将来のためにも出来る限りのことをしたいなと考えています。
2015年2月25日水曜日
北海道における「地方創生先行型」の取組み
「地方創生」、北海道でも除々に盛り上がってきましたね。
でも、「情報がまだ落ちてこないのでわからないんだよね」と耳にすることも多いと思います。
具体的な取組みメニューに関しては、もう少し待つ必要がありますが、そのヒント探しとして、北海道庁が公表した「地方創生先行型」の情報を紐解いていくと何かわかるかも・・・と考えています。
1.「地域消費喚起・生活支援型」(2500億円)
2.「地方創生先行型」(1700億円)
前者は、景気刺激のためにプレミアム商品券などに使われ、後者は次年度における「自治体における地方創生総合戦略策定」のための使用が想定されています。
先日、道庁が一般に公開した「北海道における「地方創生先行型」の取組み」資料から一覧化してみました。
・・・読めませんよね、スイマセン^^;
以下、書きおこしです。
※当情報は2015年2月25日(水)時点での情報です。随時更新されると思いますので、その点、ご了承の上、ご覧ください。( )内の数値は予算額です。
※太文字は取組み課題です。
人口減少に関する基本認識を共有する
→総合戦略の策定に向けた道民等との人口減少問題に係る課題を共有するためのフォーラムの開催や有識者会議の設置 等(4,000万円)
子どもを生み育てたいという希望をかなえる
→14振興局の結婚支援ネットワークの構築(出会いの場提供等) (1,000万円)
→不妊治療受診者の精神的不安の解消(講演、相談会、パンフの作成等)(800万円)
→父親の育児参加の促進(イベント開催、応援サイトの開設、セミナー開催等)(1,000万円)
観光立国の実現に向けた取組強化
→新幹線開業に合わせた積極的なプロモーションやバリアフリー観光、インバウンド観光等の受入体制の充実等(7,500万円)
食・健康産業の振
→ヘルシーDoによる機能性食品の開発支援、道外企業の誘致活動やセミナー等(13,400万円)
女性・若者等の起業・就職支援
→女性・若者等への起業相談会や実践起業塾等の開催、再就職に向けたスキルアップ研修会等の開催等(8,700万円)
農林水産業の成長産業化
→新たな生産モデルの実証や、6次産業化、農林水産業の担い手確保に対する支援等(12,600万円)
道内企業の海外販路拡大と海外投資誘致の促進
→海外進出企業と連携した北海道ブランドの情報発信手法の検討や地域企業との意見交換会の開催等(6,500万円)
生活支援複合サービスモデルの構築
→集落に住む一人暮らしの高齢者等の買物支援と安否確認等の新たな複合サービスモデルの実証等(1,000万円)
ICT技術の活用による教育環境の整備
→遠隔授業等の授業改善や指導方法の研究及び検証、タブレット端末等のICT技術の活用、ICT教育研究プロジェクトチームの設置(4,300万円)
都市部から地域への人の流れ創出
→都市部の若者等を対象とした人づくり大学の開講等、市町村が実施している体験移住「ちょっと暮らし」と就業体験をセットにしたモニター事業の実施等、道内の雇用関係機関やNPO法人等が連携した「地域しごと支援センター」の整備(4,300万円)
道独自の市町村連携モデルの創設
→定住自立圏構想など、国の広域連携促進のための制度を活用できない地域を対象として、本道の特性を踏まえた市町村連携のあり方の検討や連携に向けた合意形成への支援等(600万円)
地域の独自課題の解決に向けた取組強化
→地域づくりの拠点である14振興局による地域の特性に応じた活性化などの取組の実施(2,100万円)
市町村の総合戦略の策定・推進に向けた積極的な支援
→14振興局において、市町村の総合戦略の策定や円滑な施策の推進に向け、助言や調整等をきめ細かに行うとともに、振興局の職員が市町村に直接出向くなどして、市町村の取組を総合的にサポート(4,200万円)
ざっくり俯瞰しますと、やはり「農業」「観光」「人口アップ」「雇用」あたりが課題の柱になっていますね。
上記は僕の抜粋データなので、詳細を把握されたい方は、以下道庁の資料をご覧ください。
〔配付資料:(資料2)人口減少問題対策・地方創生先行の取組について〕http://www.pref.hokkaido.lg.jp/file.jsp?id=789854
でも、「情報がまだ落ちてこないのでわからないんだよね」と耳にすることも多いと思います。
具体的な取組みメニューに関しては、もう少し待つ必要がありますが、そのヒント探しとして、北海道庁が公表した「地方創生先行型」の情報を紐解いていくと何かわかるかも・・・と考えています。
「地方創生先行型」とは?
2014年度補正予算として、自治体向けの交付金4200億円される交付金。1.「地域消費喚起・生活支援型」(2500億円)
2.「地方創生先行型」(1700億円)
前者は、景気刺激のためにプレミアム商品券などに使われ、後者は次年度における「自治体における地方創生総合戦略策定」のための使用が想定されています。
先日、道庁が一般に公開した「北海道における「地方創生先行型」の取組み」資料から一覧化してみました。
・・・読めませんよね、スイマセン^^;
以下、書きおこしです。
※当情報は2015年2月25日(水)時点での情報です。随時更新されると思いますので、その点、ご了承の上、ご覧ください。( )内の数値は予算額です。
※太文字は取組み課題です。
人口減少に関する基本認識を共有する
→総合戦略の策定に向けた道民等との人口減少問題に係る課題を共有するためのフォーラムの開催や有識者会議の設置 等(4,000万円)
子どもを生み育てたいという希望をかなえる
→14振興局の結婚支援ネットワークの構築(出会いの場提供等) (1,000万円)
→不妊治療受診者の精神的不安の解消(講演、相談会、パンフの作成等)(800万円)
→父親の育児参加の促進(イベント開催、応援サイトの開設、セミナー開催等)(1,000万円)
観光立国の実現に向けた取組強化
→新幹線開業に合わせた積極的なプロモーションやバリアフリー観光、インバウンド観光等の受入体制の充実等(7,500万円)
食・健康産業の振
→ヘルシーDoによる機能性食品の開発支援、道外企業の誘致活動やセミナー等(13,400万円)
女性・若者等の起業・就職支援
→女性・若者等への起業相談会や実践起業塾等の開催、再就職に向けたスキルアップ研修会等の開催等(8,700万円)
農林水産業の成長産業化
→新たな生産モデルの実証や、6次産業化、農林水産業の担い手確保に対する支援等(12,600万円)
道内企業の海外販路拡大と海外投資誘致の促進
→海外進出企業と連携した北海道ブランドの情報発信手法の検討や地域企業との意見交換会の開催等(6,500万円)
生活支援複合サービスモデルの構築
→集落に住む一人暮らしの高齢者等の買物支援と安否確認等の新たな複合サービスモデルの実証等(1,000万円)
ICT技術の活用による教育環境の整備
→遠隔授業等の授業改善や指導方法の研究及び検証、タブレット端末等のICT技術の活用、ICT教育研究プロジェクトチームの設置(4,300万円)
都市部から地域への人の流れ創出
→都市部の若者等を対象とした人づくり大学の開講等、市町村が実施している体験移住「ちょっと暮らし」と就業体験をセットにしたモニター事業の実施等、道内の雇用関係機関やNPO法人等が連携した「地域しごと支援センター」の整備(4,300万円)
道独自の市町村連携モデルの創設
→定住自立圏構想など、国の広域連携促進のための制度を活用できない地域を対象として、本道の特性を踏まえた市町村連携のあり方の検討や連携に向けた合意形成への支援等(600万円)
地域の独自課題の解決に向けた取組強化
→地域づくりの拠点である14振興局による地域の特性に応じた活性化などの取組の実施(2,100万円)
市町村の総合戦略の策定・推進に向けた積極的な支援
→14振興局において、市町村の総合戦略の策定や円滑な施策の推進に向け、助言や調整等をきめ細かに行うとともに、振興局の職員が市町村に直接出向くなどして、市町村の取組を総合的にサポート(4,200万円)
ざっくり俯瞰しますと、やはり「農業」「観光」「人口アップ」「雇用」あたりが課題の柱になっていますね。
上記は僕の抜粋データなので、詳細を把握されたい方は、以下道庁の資料をご覧ください。
〔配付資料:(資料2)人口減少問題対策・地方創生先行の取組について〕http://www.pref.hokkaido.lg.jp/file.jsp?id=789854
2015年2月21日土曜日
北海道に求められる「地方創生の取り組み」を広告屋が予習してみた<基本編>
「地方創生」、盛り上がってますね。
そのわりに、地方の現場レベルでは十分な情報が行き渡っていないため、お役所の方でさえ「私達もよくわからないんですよねぇ」「・・・所管部署すら把握出来てませんで」といったお話も耳にするぐらいです。
正直言うと僕も勉強段階だったりするのですが、いくつか気になっている点があるので簡単に触れてみます。
※今回は、現状における「地方創生」の大まかな枠組みについてです。北海道に関する具体的な内容は次回以降で触れようかと思っています。
※当情報は2015年2月21日(土)時点で公開されている情報を元に記載しています。随時、変更点など発生すると思いますが、その点はご留意の上、ご覧ください。
大きな柱としては「1.人口減少問題の克服」「2.成長力の確保」なのですが、どちらもかなりハードルが高いですよね。
「1.人口減少問題の克服」については、「2060年に1億人程度の人口を確保」とありますが、「国立社会保障・人口問題研究所」によると、同年における日本の総人口推計は「8,674万人」となる見込みの中で、プラス1,300万人の人口増を狙うかたちになります。
また、同年における65歳以上の人口割合は「39.9%」ですから高齢化もかなり深刻になるなかで、「2050年代に実質GDP成長率1.5~2%程度維持」とありますから、こちらもかなりストレッチした目標値であることがわかりますね。
こちらはあくまでも国の目標値ですが、地方における人口増も基本的には国の方針がベースになるので、こりゃ大変だなと・・・。
お役人の方や現在意欲的に取り組んでいる方とお話すると、必ず議論のポイントになります。
いままで揶揄されることも多かった「バラマキ型補助金」事業では、「イベントを行った回数」「配布したチラシの枚数」など、「単純なアウトプット(「やったこと」の量)」さえ担保すれば良かったのですが、今回の「地方創生」は、「どれだけアウトカム(成果)出せるのか?」をかなり求められます。
上記スライドは、「まち・ひと・しごと創生本部」が15年2月9日に公開した動画から改めて打ちなおしたものですが、しっかり「目標数値」が設定されています。例えば「UIJターン」であれば、「採用イベントを行った回数(アウトプット)」ではなく、「採用イベントで採用出来た人数(アウトカム)」が成果指標になるということですね。
もちろん、内閣はこんな書き方はしていません(笑)。ただ、各種資料を俯瞰すると、地方の各市町村に対し本気で「自立型のプランニング」を求めていることが見て取れます。上記は、国が策定した「中長期的展望」に則り、地方にプランニングを求める「地方人口ビジョン」ですが、「人口の現状分析」や「人口の将来展望」の内容がかなりコッテリしています。ちょっと読みにくいので、動画を直接ご覧になった方がいいかもしれませんが、「人口動向分析」や「人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察」など、結構難しい作業に思えます。
とはいえ、「地方創生」に先進的に取り組んでいるとある企業の方曰く、「一般の企業で戦略策定する場合、当然行う仕事だよね」と。確かにそうかもしれませんが、今回は様々な政治状況や時流変化により、一気に地方の市区町村にこのような高いハードル設定がされたことが興味深い点かと思われます。
次回は、具体的に我らが愛する北海道でどのような流れになってきているか、わかる範囲で書いてみようかと考えています。
そのわりに、地方の現場レベルでは十分な情報が行き渡っていないため、お役所の方でさえ「私達もよくわからないんですよねぇ」「・・・所管部署すら把握出来てませんで」といったお話も耳にするぐらいです。
正直言うと僕も勉強段階だったりするのですが、いくつか気になっている点があるので簡単に触れてみます。
※今回は、現状における「地方創生」の大まかな枠組みについてです。北海道に関する具体的な内容は次回以降で触れようかと思っています。
※当情報は2015年2月21日(土)時点で公開されている情報を元に記載しています。随時、変更点など発生すると思いますが、その点はご留意の上、ご覧ください。
1.結構ハードルが高そうな国の「中長期展望」
大きな柱としては「1.人口減少問題の克服」「2.成長力の確保」なのですが、どちらもかなりハードルが高いですよね。
「1.人口減少問題の克服」については、「2060年に1億人程度の人口を確保」とありますが、「国立社会保障・人口問題研究所」によると、同年における日本の総人口推計は「8,674万人」となる見込みの中で、プラス1,300万人の人口増を狙うかたちになります。
また、同年における65歳以上の人口割合は「39.9%」ですから高齢化もかなり深刻になるなかで、「2050年代に実質GDP成長率1.5~2%程度維持」とありますから、こちらもかなりストレッチした目標値であることがわかりますね。
こちらはあくまでも国の目標値ですが、地方における人口増も基本的には国の方針がベースになるので、こりゃ大変だなと・・・。
2.「アウトプットからアウトカム(成果ベース)へ」
お役人の方や現在意欲的に取り組んでいる方とお話すると、必ず議論のポイントになります。
いままで揶揄されることも多かった「バラマキ型補助金」事業では、「イベントを行った回数」「配布したチラシの枚数」など、「単純なアウトプット(「やったこと」の量)」さえ担保すれば良かったのですが、今回の「地方創生」は、「どれだけアウトカム(成果)出せるのか?」をかなり求められます。
上記スライドは、「まち・ひと・しごと創生本部」が15年2月9日に公開した動画から改めて打ちなおしたものですが、しっかり「目標数値」が設定されています。例えば「UIJターン」であれば、「採用イベントを行った回数(アウトプット)」ではなく、「採用イベントで採用出来た人数(アウトカム)」が成果指標になるということですね。
3.「自分で考えてね」。
もちろん、内閣はこんな書き方はしていません(笑)。ただ、各種資料を俯瞰すると、地方の各市町村に対し本気で「自立型のプランニング」を求めていることが見て取れます。上記は、国が策定した「中長期的展望」に則り、地方にプランニングを求める「地方人口ビジョン」ですが、「人口の現状分析」や「人口の将来展望」の内容がかなりコッテリしています。ちょっと読みにくいので、動画を直接ご覧になった方がいいかもしれませんが、「人口動向分析」や「人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察」など、結構難しい作業に思えます。
とはいえ、「地方創生」に先進的に取り組んでいるとある企業の方曰く、「一般の企業で戦略策定する場合、当然行う仕事だよね」と。確かにそうかもしれませんが、今回は様々な政治状況や時流変化により、一気に地方の市区町村にこのような高いハードル設定がされたことが興味深い点かと思われます。
次回は、具体的に我らが愛する北海道でどのような流れになってきているか、わかる範囲で書いてみようかと考えています。
2015年2月16日月曜日
SGU札幌学院大学の「コラボレーションセンター」が結構スゴイことになってる。
私、札幌学院大学の卒業生なのですが、昨年、後輩の新入学生相手に「若者をインターネットリスクから守る特別講座」を実施いたしました。
今年も同校からご相談を頂き、実施する方向で調整しておりまして、その打合せのために先日同校にお邪魔いたしました。
その際、偶然、拝見したのが、「札幌学院大学コラボレーションセンター」。
いままで「アクティブラーニング」等、新しい教育手法は積極的に取り入れる大学であることは知っていたのですが、いやー、ホントスゴイですよ。
この施設ですが、学内はもとより、学外の方も積極的に利用してもらうことで新しい学びの機会を創出するのが狙いだそうです。
なんかね、ちょっとしたシリコンバレーですよ(笑) これしかボキャブラリーがない自分が悲しい(笑)
このほか、スターバックス的なカフェスペースも併設されていまして、勉強が苦手な僕だってもしかして何時間も勉強できる・・・かもしれませんね。
近年、札幌の大学はどこも学生数が減って苦戦していますが、そんな状況にあっても積極的に教育施設に大規模な投資を行う母校に変化の胎動を感じました。
もちろん、ハードウェアだけではなく、「教育カリキュラム」等のソフトウェアも強化されるとのことです。特に「職業教育」には力を入れていかれるようなので、僕も何らかしらの協力が出来ればと考えています。
今年も同校からご相談を頂き、実施する方向で調整しておりまして、その打合せのために先日同校にお邪魔いたしました。
その際、偶然、拝見したのが、「札幌学院大学コラボレーションセンター」。
いままで「アクティブラーニング」等、新しい教育手法は積極的に取り入れる大学であることは知っていたのですが、いやー、ホントスゴイですよ。
この施設ですが、学内はもとより、学外の方も積極的に利用してもらうことで新しい学びの機会を創出するのが狙いだそうです。
なんかね、ちょっとしたシリコンバレーですよ(笑) これしかボキャブラリーがない自分が悲しい(笑)
近年、札幌の大学はどこも学生数が減って苦戦していますが、そんな状況にあっても積極的に教育施設に大規模な投資を行う母校に変化の胎動を感じました。
もちろん、ハードウェアだけではなく、「教育カリキュラム」等のソフトウェアも強化されるとのことです。特に「職業教育」には力を入れていかれるようなので、僕も何らかしらの協力が出来ればと考えています。
2015年2月12日木曜日
Tiny Text Minning(TTM)によるテキストマイニング(データの前処理)
以前、フリーで利用出来るテキストマイニングツールであるTiny Text Minning(TTM)のご紹介をさせて頂いたのですが、今回はこのツールを使う前のデータ前処理について書きます。
専門知識ゼロ!誰でも出来るテキストマイニング。~TTMとは?
http://sapporomkt.blogspot.com/2015/01/ttm.html
Windows環境でも手軽にテキストマイニングが出来るようになるので、日常のマーケティングプランニングにおける作業の幅も、ちょっとは広がりますかね。
・1行目の列名を削除する。
・1列目は「タグ」名。「年代」データを置けば、「年代別の単語カウント数」等が比較可能。ここでは全数のため、「ALL」と記載している。
・レビュー本文列左横に1列挿入し、改行を削除したいレビュー列を 対象とした「CLEAN関数」をセット。
・「CLEAN関数」をセットしたセルをコピーし、下側のセルに まとめて貼り付け。
※この作業で大体解析不可能なデータは除去出来ますが、たまにTTMを止める変な文字が残ることがあります。
※「秀丸エディタ」に機種依存文字を削除するマクロが公開されていますので、それを使うととっても便利です。
・B列はそのままだと「CLEAN関数」形式になっているため、文字列データに変換する必要がある。
・「B列まるごとコピー」→「同じ場所で右クリック」→{形式を選択して貼り付け}→「値」とすると文字列データになる。
・「ファイル」メニューから「CSV形式で保存」を選択。
上記前処理を行うことで、TTMでテキストマイニングをまわすことが出来るようになります。
当ツールに限らず 、意外にテキストマイニングを行う際、前処理で躓くことが多いのですが、意外にネット上にこのような手順を載せたものが少ない気がします。
もしご興味ありましたら是非トライしてみてください^^
専門知識ゼロ!誰でも出来るテキストマイニング。~TTMとは?
http://sapporomkt.blogspot.com/2015/01/ttm.html
Windows環境でも手軽にテキストマイニングが出来るようになるので、日常のマーケティングプランニングにおける作業の幅も、ちょっとは広がりますかね。
1.CSVファイルから「レビュー本文列」を抜き出したシートを作成
・1行目の列名を削除する。
・1列目は「タグ」名。「年代」データを置けば、「年代別の単語カウント数」等が比較可能。ここでは全数のため、「ALL」と記載している。
2.CLEAN関数でレビュー本文セル内の改行を除去
・レビュー本文列左横に1列挿入し、改行を削除したいレビュー列を 対象とした「CLEAN関数」をセット。
・「CLEAN関数」をセットしたセルをコピーし、下側のセルに まとめて貼り付け。
※この作業で大体解析不可能なデータは除去出来ますが、たまにTTMを止める変な文字が残ることがあります。
※「秀丸エディタ」に機種依存文字を削除するマクロが公開されていますので、それを使うととっても便利です。
3.「形式を指定して貼り付け」
・B列はそのままだと「CLEAN関数」形式になっているため、文字列データに変換する必要がある。
・「B列まるごとコピー」→「同じ場所で右クリック」→{形式を選択して貼り付け}→「値」とすると文字列データになる。
・「ファイル」メニューから「CSV形式で保存」を選択。
上記前処理を行うことで、TTMでテキストマイニングをまわすことが出来るようになります。
当ツールに限らず 、意外にテキストマイニングを行う際、前処理で躓くことが多いのですが、意外にネット上にこのような手順を載せたものが少ない気がします。
もしご興味ありましたら是非トライしてみてください^^
2015年2月8日日曜日
HIKAKIN(ヒカキン)さん動画の「高い・低い評価内訳」を調べてみた。
大変お恥ずかしい話なのですが、いま人気のYoutuber(ユーチューバー)さんの動画を先月初めて見たのですよ。広告のお仕事しているのに、トレンドに疎くなってますね、僕・・・。すんません。
そんな僕でも「HIKAKIN(ヒカキン)」さんの名前ぐらい知ってましたよ。んで、試しに数本見たのですが、「視聴者は子供ばっかり」みたいな声もありますが、思ったよりも面白いじゃないですかっ!。オジサン、ハマりましたよ。
そして、無料動画とはいえ、クリエイターの皆さんは知恵を絞って楽しませようと努力されているのだなぁと感じました。
そんなキング・オブ・ユーチューバーのHIKAKINさんの動画って、どれぐらい評価されているのかフラットに調べてみたくなったので、2時間ぐらいかけて下記内容を調査してみました。
‐公開日
‐タイトル
‐表示回数
‐高い評価数
‐低い評価数
‐評価数合計(「高い評価数」+「低い評価」)
‐高い評価比率(「高い評価数」/「評価数合計」)
‐低い評価比率(「低い評価数」/「評価数合計」)
・上記のうち、「表示回数」と「低い評価比率」をグラフ化)
※完全にコピペで集めたので、集めた時点で表示回数とか変化しているはずです。
そこは大目に見てください。
以下結果です。
<1月公開分:HIKAKIN動画リスト>
<2月公開分:HIKAKIN動画リスト>
<1~2月公開分:HIKAKIN動画の表示回数及び低い評価率グラフ>
まだHIKAKINさんの動画しか見ていないので断言はしにくいですが、最近のユーチューバーへの報酬金額低下等も勘案すると、「より刺激が高く、注目度の高い動画」が増えていくかもしれませんね。その結果、リスクをうまく読み切れない一部のユーチューバーさんが「臨界点を超えた動画」を作ってしまい、「ちょっとした騒ぎ」に巻き込まれるリスクも高まるかなと。
既にスポンサーさんも付いているプロユーチューバーさんはそのあたりしっかり考えて限界線を跨がないと思いますが、まだ人生経験の浅い学生さん等は心配ですね・・・。
そんな僕でも「HIKAKIN(ヒカキン)」さんの名前ぐらい知ってましたよ。んで、試しに数本見たのですが、「視聴者は子供ばっかり」みたいな声もありますが、思ったよりも面白いじゃないですかっ!。オジサン、ハマりましたよ。
そして、無料動画とはいえ、クリエイターの皆さんは知恵を絞って楽しませようと努力されているのだなぁと感じました。
そんなキング・オブ・ユーチューバーのHIKAKINさんの動画って、どれぐらい評価されているのかフラットに調べてみたくなったので、2時間ぐらいかけて下記内容を調査してみました。
<やったこと>
・2015年1月1日から15年2月8日までHIKAKIN TVで公開された全動画の下記情報をひたすらコピペで収集(2時間かかった・・・泣き)‐公開日
‐タイトル
‐表示回数
‐高い評価数
‐低い評価数
‐評価数合計(「高い評価数」+「低い評価」)
‐高い評価比率(「高い評価数」/「評価数合計」)
‐低い評価比率(「低い評価数」/「評価数合計」)
・上記のうち、「表示回数」と「低い評価比率」をグラフ化)
※完全にコピペで集めたので、集めた時点で表示回数とか変化しているはずです。
そこは大目に見てください。
以下結果です。
<1月公開分:HIKAKIN動画リスト>
<2月公開分:HIKAKIN動画リスト>
<1~2月公開分:HIKAKIN動画の表示回数及び低い評価率グラフ>
まだHIKAKINさんの動画しか見ていないので断言はしにくいですが、最近のユーチューバーへの報酬金額低下等も勘案すると、「より刺激が高く、注目度の高い動画」が増えていくかもしれませんね。その結果、リスクをうまく読み切れない一部のユーチューバーさんが「臨界点を超えた動画」を作ってしまい、「ちょっとした騒ぎ」に巻き込まれるリスクも高まるかなと。
既にスポンサーさんも付いているプロユーチューバーさんはそのあたりしっかり考えて限界線を跨がないと思いますが、まだ人生経験の浅い学生さん等は心配ですね・・・。
2015年2月3日火曜日
札幌の学生向けに「ネットリスク啓蒙講座」を根性でやりきった!
私、札幌の広告会社でマーケティングプランニングに携わっているのですが、札幌市内の大学生や高校生中心に「インターネットでの炎上騒ぎから学生を守るためのネットリスク啓蒙講座」なるものを開催しております。
昨年は母校である「札幌学院大学」を皮切りに、「札幌大学」「札幌藻岩高校」で同講座をさせて頂きました。また、「小さなお子さんをお持ちのママさん」向けに「子どもをネットリスクから守る特別講座」などもやらせて頂きました。
マイク持っている太っているオジサンが僕です(笑)
今年も仕事の合間を縫いながらやっていこうかと思っておりまして、札幌の某大学さんにて講座を実施する予定です。
以下、当講座を行うにあたって工夫した点です。
具体的には、
「もし、自分が進学や就職内定を勝ち取った後に、このようなリスクに巻き込まれたらどうする?」
「自分の大切な人、例えば、交際相手や家族が巻き込まれたら・・・」
・・・なんてことも問いかけながら講座を行いました。
最初に実施した札幌学院大学様にも恐る恐る確認したのですが、意外にも
「どんどん言っちゃってください!」とのことでした。
ちょうどタイミングよく、講座を実施する直前に文科省から「言いにくいことだと思いますが、しっかり伝えてください」と各校に通達があった模様でして。
おかげさまで切迫感のある事案であることをはっきり伝えることが出来ました。
具体的なデータは後日、別エントリーにて紹介しますが、SNSやインスタントメッセンジャーの使用実態やリスク意識の度合い等もあらかじめ把握しておきました。
そして、自分が行った講座の終了直後に、ほぼ同じ内容のアンケートをその学生さんに答えてもらったのです。講座実施前に行った調査データとの差分(増分)を分析することで「講座の効果を数字で実証」しました。
正直怖かったですよ。もし数字が悪かったらどうしようかと・・・。
でも学生さんの未来のために、オッサンが出来うる限りのリスクを取ってみようと決めたんです。
(もちろん、「自分のための修行」みたいな意識もありましたが)
結果は、同校の先生方も驚くほどの効果を上げることが出来ました。40分の講座を計7回に渡り実施したので、結構疲れましたが、結果が明確によかったので報われた感がありました。また、メディアでも紹介して頂き、弊社の認知度もちょっとは上がったようなので、やって良かったかなと。
次回は、具体的なデータのご紹介もさせて頂きます。
(同校からデータ開示のご了承を頂いておりますので)
昨年は母校である「札幌学院大学」を皮切りに、「札幌大学」「札幌藻岩高校」で同講座をさせて頂きました。また、「小さなお子さんをお持ちのママさん」向けに「子どもをネットリスクから守る特別講座」などもやらせて頂きました。
マイク持っている太っているオジサンが僕です(笑)
今年も仕事の合間を縫いながらやっていこうかと思っておりまして、札幌の某大学さんにて講座を実施する予定です。
以下、当講座を行うにあたって工夫した点です。
1.学生さん達に「自分ゴト化」意識を持ってもらう。
「ネットでトラブルとヤバイよー」と煽るだけではこちらが伝えたいメッセージが届かないと思ったので、極力、「自分ゴト化」してもらうよう気をつけました。具体的には、
「もし、自分が進学や就職内定を勝ち取った後に、このようなリスクに巻き込まれたらどうする?」
「自分の大切な人、例えば、交際相手や家族が巻き込まれたら・・・」
・・・なんてことも問いかけながら講座を行いました。
2.「リベンジポルノ」の件も、逃げずに、説明する。
正直、当初は迷ったんですよね。この事案に触れるべきか否か。最初に実施した札幌学院大学様にも恐る恐る確認したのですが、意外にも
「どんどん言っちゃってください!」とのことでした。
ちょうどタイミングよく、講座を実施する直前に文科省から「言いにくいことだと思いますが、しっかり伝えてください」と各校に通達があった模様でして。
おかげさまで切迫感のある事案であることをはっきり伝えることが出来ました。
3.効果検証をしっかり行い、数字で「講座の意義」を証明した。
単純に「大人が良いことやったね」で終わらせたくなかったので、講座実施の先週にネットリサーチの仕組みを使って「ネットリスク実態調査」を講座を受講する学生さん向けに行いました。具体的なデータは後日、別エントリーにて紹介しますが、SNSやインスタントメッセンジャーの使用実態やリスク意識の度合い等もあらかじめ把握しておきました。
そして、自分が行った講座の終了直後に、ほぼ同じ内容のアンケートをその学生さんに答えてもらったのです。講座実施前に行った調査データとの差分(増分)を分析することで「講座の効果を数字で実証」しました。
正直怖かったですよ。もし数字が悪かったらどうしようかと・・・。
でも学生さんの未来のために、オッサンが出来うる限りのリスクを取ってみようと決めたんです。
(もちろん、「自分のための修行」みたいな意識もありましたが)
結果は、同校の先生方も驚くほどの効果を上げることが出来ました。40分の講座を計7回に渡り実施したので、結構疲れましたが、結果が明確によかったので報われた感がありました。また、メディアでも紹介して頂き、弊社の認知度もちょっとは上がったようなので、やって良かったかなと。
次回は、具体的なデータのご紹介もさせて頂きます。
(同校からデータ開示のご了承を頂いておりますので)
2015年2月1日日曜日
北海道エリアでつぶやかれているTwitterデータをタダで取得するのだ!
先日、TwitterのStreaming APIから指定したエリアのつぶやきを取得する際に便利なサービスを紹介しました。
<Twitter分析に便利? Bounding Box検出ツール >http://sapporomkt.blogspot.jp/2014/12/twitterbounding-box.html
今回は、このサービスを使って具体的に「北海道エリアのつぶやき」を取得する方法を記載します。
なお、北海道エリアのbounding box値(って言い方が正しいか微妙ですが)は
139.33,41.35,145.82,45.52 です。
以下手順です。
ちょっと難しそうに聞こえますが、5分もあれば簡単に取得できます。
(参照)Twitter APIキーの取得方法
こちらで以下のKeyを取得し、メモ帳にでもコピペしておいてください。
consumer_key
consumer_secret
access_token
access_token_secret
合わせて :locations にbounding box値で保持した値をコピペです。
# -*- coding: utf-8 -*-
require 'twitter'
config = {
:consumer_key => '',
:consumer_secret => '',
:access_token => '',
:access_token_secret => ''
}
client = Twitter::Streaming::Client.new(config)
client.filter({:locations => '139.33,41.35,145.82,45.52'}) do |tweet|
if tweet.is_a?(Twitter::Tweet)
File.open("twitter_stream.txt","a"){|file|
file.puts tweet.text if tweet.lang == "ja"
}
end
end
あと、当スクリプトと同じフォルダに、取得したつぶやきを保存するテキストファイルを置いてくださいね。
ruby スクリプトファイル名.rb で実行しちゃってください。
Terminal上は何も表示されませんが、エラーにならなければ、テキストファイルにつぶやきが保存されているはずです。
ちなみに、この現行を書く直前にスクリプトを動かしておいたのですが、20分ほどで50KB以上のつぶやきデータを取得しています。数時間放置しておけば、テキストマイニングにも使えるデータソースになりますよ^^
<Twitter分析に便利? Bounding Box検出ツール >http://sapporomkt.blogspot.jp/2014/12/twitterbounding-box.html
今回は、このサービスを使って具体的に「北海道エリアのつぶやき」を取得する方法を記載します。
なお、北海道エリアのbounding box値(って言い方が正しいか微妙ですが)は
139.33,41.35,145.82,45.52 です。
以下手順です。
1.Twitter APIキーの取得
まずは、TwitterのAPIを利用するための申請作業を行う必要があります。ちょっと難しそうに聞こえますが、5分もあれば簡単に取得できます。
(参照)Twitter APIキーの取得方法
こちらで以下のKeyを取得し、メモ帳にでもコピペしておいてください。
consumer_key
consumer_secret
access_token
access_token_secret
2.RubyスクリプトにKey情報等をコピペ
下記に記載するconsumer_key、consumer_secret、access_token、access_token_secret の右側にある''の間にメモ帳に保持した値をコピペしてください。合わせて :locations にbounding box値で保持した値をコピペです。
# -*- coding: utf-8 -*-
require 'twitter'
config = {
:consumer_key => '',
:consumer_secret => '',
:access_token => '',
:access_token_secret => ''
}
client = Twitter::Streaming::Client.new(config)
client.filter({:locations => '139.33,41.35,145.82,45.52'}) do |tweet|
if tweet.is_a?(Twitter::Tweet)
File.open("twitter_stream.txt","a"){|file|
file.puts tweet.text if tweet.lang == "ja"
}
end
end
あと、当スクリプトと同じフォルダに、取得したつぶやきを保存するテキストファイルを置いてくださいね。
3.Rubyスクリプト実行!
これで準備完了です! 当RubyスクリプトがあるフォルダでTerminalを開き、ruby スクリプトファイル名.rb で実行しちゃってください。
Terminal上は何も表示されませんが、エラーにならなければ、テキストファイルにつぶやきが保存されているはずです。
ちなみに、この現行を書く直前にスクリプトを動かしておいたのですが、20分ほどで50KB以上のつぶやきデータを取得しています。数時間放置しておけば、テキストマイニングにも使えるデータソースになりますよ^^
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